「ここね…。会場は」
結衣は、茶色に近いオレンジ色の長髪のウィッグを付け、伊達眼鏡を付け、黒のパーカーに灰色のキャミソール、黒のスカートにニーハイブーツという、いつ戦っても良い状態だ。
「昨日デビューしたの本当なのかしらねぇ?」
疑いたくなる程の人気ぶり。
「…いや。皆プログラムね」
医者である結衣はすぐ見分けれる。
能力のお陰もあるだろう。
「お待ちしてました。結衣様」
「ふぅん。お見通しって事」
DIVAが立っていた。
格好は昨日とは違い、重たそうなドレスではなく、身軽な薄い衣装である。
「戦う気満々。消される覚悟は出来てるのかしら?出来損ないの歌姫サン?」
「出来損ない…?」
「だって、プログラムはもう消去されてるのよ?」
「!?」
言われて気付く。
特殊音波が出ない事に。
「本当は、したくないけど…」
結衣は両手を広げる。
「音の流れに消えなさい」
淡いピンク色の波動らしき何がDIVAを襲う。
「な…」
DIVAは力無く倒れる。
「人間と言いつつもボーカロイドに近かったハーフね」
終わり方はボーカロイドと同じ。
ボーカロイドか人間。
人間か殺戮型。
どちらかしか造り出せないその程度。
「そんなんじゃ私は満足しない」
結衣の赤く染まった瞳は妖しく光っている。
闇にレクイエムを___VS歌姫DIVA
結衣の能力よく考えて無かったから、適当←
てゆうか、梓の能力もう忘れた←←
私どんだけ適当なんだよww
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