「待って!!」
メイコの一言でみんなが止まる。
「どうしたの?メイ姉?」
リンが聞く。
「なんか・・・変な感じしない?あの集団がどんどん減ってるような・・・テト?調べてみて?」
「はい。・・・・・!!?確かに!!後ろの方からどんどん減っていきます。そろそろ姿が・・・!?」
突然、『NOIS』の前方集団の一部が切り裂かれるようにして破壊された。
切り裂いたのは輪のような武器だった。
その武器はブーメランのように帰っていった。
それをつかんだのは短い緑の髪をした少女だった。
「私たちも戦おう。」
ミクはそう言うと集団につっこんでいった。
「な!?ちょっとまってよミク姉ぇ~」
リンは大剣を振り回しながらついていった。それにレンもついていく。
「さて、音響弾忘れてきた分たくさん倒してね?バカイト?」
「はいはい。メイコさん♪」
そう言いながらカイトとメイコもついて行く。
最初に半分以上破壊されていたこともあって、戦いはすぐに終わった。
鉄屑の散乱する平原を先程の少女は大股で近づいてくる。
「あんた達・・・何者?」
目の前の少女は問う。
「私たちは『VOCALOID』。6人がオリジナルで、1人は亜種。貴方は?」
メイコが強い口調で言う。
「私は『メグッポイド』。通称めぐぽ。あなた達とは作りは違うけど、一応オリジナル。で、あれが私の兄。」
少女は岩陰を指さして言う。
全員の目線がそこに集まる。
そこには紫の髪をした男がうずくまっていた。
「そっちの方の基地には治療の道具はありますか?」
めぐぽがいう。
「うんっ!あるよっ!けがしてんならかしてあげてもいいよね、メイ姉?」
リンが答える。
「え?・・・あ、うん。じゃあ基地にいきましょうか。」
メイコが言うとめぐぽの声がぱぁっと明るくなった。
「い、いいんですかっ!!」
リンが「兄」と呼ばれた男を担ぎ、一同は基地に向かった。(男は基地に向かう間、「無念」と繰り返し呟いていた。)
基地に着くと、カイトとメイコが手際よく修理を始めた。
30分くらい経つとメイコが
「終わった。」
と一言言って部屋に戻っていった。
作業台にのっていた男をカイトが揺り起こすと、男はがばっと起きあがり、カイトの手を握って言った。
「貴殿が拙者の怪我を治してくれたのでござるか?」
カイトはおろおろしながら、
「え?そ、そうだけど・・・?」
と言うと、男はパアッと目を輝かせて、
「なれば、何なりとお申し付けを。ご恩は奉公で返すのが侍のしきたりなので。」
と言う。
「そ、そういえば貴方の名前は?」
「これは、とんだ無礼を!!なんと詫びたらいいか・・・。恐れながら、拙者の名は「がくっぽいど」。がくぽとお呼びくださいませ!!」
「俺はカイト。よろしく。」
「カイト・・・・殿。」
「いや・・・カイトでいいから。同じような歳みたいだし。」
「わかりました。カイト殿!!」
「いや・・・分かってねえじゃん・・・」
カイトは呟く。
そんな会話を見ていたリン達は
「・・・分けわかんないのが入ってきたね。」
と囁いた。
続く。
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