高みを目指さないといけないって言う
それを目にした誰もが驚くようなこと
いつまでも追いかけ続けていて今じゃ
もうどこが終わりかわからなくなっていた
終わらせることを諦めだと思っていた
追い求めることが使命だと思っていた
高く遠く空まで飛んで飛んで俯くと
誰の顔も見えなくなっていたんだ
きっとどこかで泣いている人がいるだろう
今もどこかで微笑む人がいるだろう
昇りきって誰も追いつけない場所で
手を差し伸べることのないことに気づいた
どうすれば幸せだったんだろう
極みに手を伸ばせってみんなが言う
そてを手にした者だけ称えられること
どこまでも足掻いて励んでいて今じゃ
もう誰が仲間かわからなくなっていた
やり直すことが至高だと思っていた
完全なことが孤高だと思っていた
速く太く音さえ置いて置いて振り向くと
誰の声も聞けなくなっていたんだ
きっとどこかで歌えない人がいるだろう
今もどこかで寄り添う人がいるだろう
巡りきって誰も見つからない場所で
身を寄せ会えることがないことに気づいた
どうすれば正解だったんだろう
つまらないまま諦めを認めてしまえば
何もかも終わってしまうはずだったのに
打たれたピリオドに小さな拍手が起こる
何度も何度も少しずつそれは広がって
終わりを紡ぐのが苦しくなくなっていた
諦めだったいくつものピリオドが浮かんで
いつしか夜の中で星になっていたんだ
あんなに忌まわしかったのが嘘みたいに
誰かの星の横でふざけて笑っている
それでいいんだって
初めて思ったんだ
終りを迎えること楽しくなったのは
始まりと出会えるのを知ったから
さよならとはじめましてが手を繋ぎ
形の変わる変わらない今を満たしてく
もしも終わりを惜しむ涙が流れたのなら
次の始まりに渡す花束に注げばいいんだ
その手に持ってる一輪だって十分だよ
大好きな終わりを抱きしめて
知らない始まりに会いに行こう
ねぇ星がまた増えていく
君にも見えたかな
君なら見えるよね
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