散らかった部屋のすみ 独りで膝を抱えて
寒さに震えながら 思いつく音譜をそのまま吐き出した

膝と胴と腕 さんかくの空間
吐き出した音と息で奇妙に熱くなって
どうしてこんなに悲しいんだろうって
自問→答えは出ないまま

「甘えていいんだよ」
その言葉に甘えたところで 突き放されるだけ
分かってる 解ってる わかってるんだって

それが理由で あたしは膝を抱えたんだから


斜光が部屋を横切った 壁を紅く染め上げて
西の窓には鉄格子 あたしを守るものなのに
あたしが閉じ籠められたみたい

「こんなのは気のせい」
自分に言い聞かせて それでもなお
愛してる アイシテル あいしてるって

溢れだして 掻き乱して
嵐みたいにあたしの中を散らかしてく


「早く会いたいよ」
どうして ねえ 何だってこんな返信よこしたの
解ってない→わかってない→   
分かってる?→「愛してる」=それならさ

そのコトバで
あたしを早く 
この昏い檻から出してほしい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Heart Gage

鉄格子はホラあの、マンションとかにあるやつ。廊下側の部屋の窓に……あり…あ……あ、あるよな……?

閲覧数:87

投稿日:2011/01/07 01:22:22

文字数:426文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました