物が崩れ落ちる音が聞こえて
砂塵が乾いた風と共に舞い上がる
跡形も無くなるこの世に
何が残るのだろう

全てを無に還す漆黒の闇
自分の存在も確認できず
「存在の定義とは?」と尋ねる

闇の中に置いてきぼりにされ
何も分からず立ち尽くす
感覚さえあやふやになり
自分の声も聞こえない
黒に溶けて行く

人の影も無くたたずむ物も無く
雑音さえも耳に入らない
作って来たはずの今が
跡形も無く崩れる

何もかもが運命の言いなり
奴隷に生まれ奴隷に終わる
誰も逆らおうとしないその鎖

体温さえも無くなり始め
手を合わせて自分を探す
それは神への祈りに似ていた
神なんかいればこんな事には
ならなかった

泣きたいときに泣けず
涙さえも失った
人として悲しい現実

全ての光が行き場所を失い
闇さえ姿を確認できず
何もかも消えたこの世界で
存在を保つことが出来なくなり
無に消えて行く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歪み

存在理由は人によって違うけど

それを見つけられているかいないかが重要

閲覧数:43

投稿日:2011/02/06 10:42:34

文字数:388文字

カテゴリ:歌詞

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