Ondine -ラヴェルの主題による-

そう、 私は
 機械仕掛けの 水の精(オンディーヌ)
 窓辺を かすめ打つ
月の光を 照り返す 波を 纏いて 物想う

散りばめる 星の夜空 
眠る湖(うみ)の 城の女主人(ぬし)

聴いておくれ! 私の唄!
さざ波が 戯るだけ

どこから 迷い込んだのか
月明かりだけを 頼りに
こんな暗い 水辺を
彷徨い歩く 1人の青年

彼 振り返る
私の唄が 聴こえたのか

聞いてよ!聞いて!
木の枝で 水面を叩く
睡蓮(はす)をかき分ける 波間から
姿現す 彼 目を見張る

囁き唄う 麗しき 湖(うみ)の唄
誘い(いざない)唄う 彼にせがむ

ねぇ この湖(うみ)の
王になって!

けれど彼は 答える

「わたしは 人間(ひと)を 愛する身」だと

刹那の恋 涙に 消えてゆく……


嘘の涙拭い

金切り嗤う

しらじら流れる

止まぬ雨音

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Ondine -ラヴェルの主題による-

マジカルミライ楽曲コンテスト応募作品の歌詞です。

閲覧数:61

投稿日:2017/03/20 19:08:46

文字数:392文字

カテゴリ:歌詞

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