僕の居る この場所は、
僕の"黒"で溢れていて。
君の居る その場所は、
君の"白"で溢れている。
僕は "黒"の中で
君を描く。
外は やけに明るくて、
僕の黒を よりいっそう
黒にみせる。
どれだけ君を求めても…
愛しても…
君は 大切な存在だから。僕の黒に 染まる事に
恐れて、
また
偽りのキャンパスの中に
君を閉じ込める。
だけど
触れたい
見たい
愛したい
という欲望から、
解放されることは
なくて。
悲しさだけが
僕の黒に残る。
君の肌は
雪の様に白く
冷たさを連想した。
実際は 温かくて。
この温もりが
触れた事への実感と、
罪悪感を呼ぶ。
君は 白の中に
あるべきだ。
だけど 僕が触れた所は
桜色に染まるばかりで。
「君の 肌の汚れは
すぐにおちるだろう?
だけど 僕の心は…」
「この汚れは
私の欲望がつけたんですよ」
嗚呼。
愛おしい。
それは 僕の色をも
包み込む
白磁の白。
無敵の白。
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