約束の風を 待って
悠久の時に 沈む
見上げるあの空は 未だ 未だ 遠く


暗い谷の 底に
鎖(とざ)された龍の夢


羽ばたき忘れたその背に 降る 懐かしい風の音
さすらい人が
旋律を紡ぐ
その歌声は―


ああ、焦がれていた 風よ
君を待っていた
錆(さ)びれた約束を 散切(ちぎ)る
風の歌を歌う人



〈柔らかな陽 金の紗

梢、奏で 花々と舞え

昼と遊ぶ 君は美し


星の夜には 銀貨の飾り

月と踊れ 光をまいて

夜を纏う 君は美し〉



「いつか、きっと此処へ戻ってくるよ

どうか、それまで待っていて

帰り着いたその時には、風の歌を歌うから

また二人、どこまでも」



風の歌、谷に満ちて
龍が震わせる 翼
咲き誇る色 舞い上げて
今 花の雨


「さあ、行こう」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

花の雨降らす龍の歌

こちらの曲に応募させていただきました歌詞です。
くらんさん
http://piapro.jp/t/IS2C

採用していただきました!

http://piapro.jp/content/?id=dmurpyeun3xfm8e9&piapro=u6013lvdfk59gfhjpldh3l44c0&guid=on

前のファイルは字数+読みがなとメモ的な何かになってます。

風を待ち続けた龍と、「誰かの為の歌」を歌い継いだ旅人の歌。

5月20日追記
「龍の為の風の歌」挿入バージョンを追加しました。

閲覧数:210

投稿日:2011/05/20 00:31:47

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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