#7「君たちは、実にうかつだなぁ」
テイが出て行った次の日の朝
パタパタと足音を立てながら、テトがルコの部屋にやってきた
「ルコ!大変!」
「ん?テト先輩…どうしたんですか?」
ルコは、まだ眠そうに目をこする
ルコは成長期だもんねぇ、まだ眠いよね~
「ちょっと!話が進まないから、ナレーション、黙ってて!」
はっ、はい!
「それでなんですか?こんな朝早くに…」
朝7時……別に早くない……
「ナレーションさん(怒)」
はい、静かにしてます
「大変なのよ!しるるが……」
「マスターがどうしました?」
「し、しるるが……「『君たちは、実に…』に限界を感じてきた~」とか言ってるの!」
テトが焦った様子でルコにうったえる
「な~んだ…そんなことですか。遅かれ早かれ、そうなるのは目に見えてたじゃないですか。」
ルコは一切慌てない
「そ…それはそうだけど……」
「それに、マスターだって、一応、完結させるつもりなんじゃないですか?」
「あ、うん!どうやら、テイをみんなで探して、見つけて感動のラストっていう筋書きみたい!」
あ………
「なに?ナレーションさん?またなんか余計なこというの?」
テトが私に話しかけてくる
というか…今、最終回のネタばらししちゃいましたよ……
「あああああああああああ!!!」
テトが地に崩れる
「あ~あ…これでマスターは完結できなくなっちゃいましたね」
ルコが面倒そうに言った
「待って!待って!今のは無し!さっきのは、誰も聞いてないはず!」
テトが必死に過去の出来事を消そうとする
「まぁ…確かに誰も聞いてないですね」
「ルコ……」
テトはルコの心配りにジーンと感動していた
「テキストですからね!」
くっ…そう言う意味か…と少し感動した自分が馬鹿らしくなったテトだった
「ど、どうしよう……」
もう、テトは絶望しかなかった
自分のせいで、マスターがこれを完結できなくなった
「あのままでいいんじゃないですか?」
「え?」
「最終回が、ばれててもいいから、このままテイ先輩を探しに行きましょうよ?」
ルコが立ちあがる
「ルコ……あんた……やっぱり、テイのことが心配で……」
「あ…え?……ああ!そうです!だから、探しに行きましょう!」
ルコの本心は、早く最終回にして、この面倒なテキストを終わらせたかっただけだった……
「え?ルコ、そうなの?」
「いやいや!そんなことあるわけないじゃないですか!はははは……」
ルコは思った
ナレーションは邪魔だ!と………………って、えええええ!!
さらにつづく!
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ネタバレしちゃったー\(^o^)/
それでいいのかテト!?…ああ、テトだからいいのかwww
それはともかくgdgd終了フラグキタ――――――www
しるるさんが本領を発揮するのか!?
2012/05/12 18:06:11
しるる
いや、でも最終回をどうしたらいいのかわかんなくなったのもほんとwww
フラグは立てたけど…
どうなるかはさっぱりww
2012/05/12 18:55:21