<一番>
薄紅に 染まった秋の実 恋に囚われた わたしの色
花橘に 染め上げた衣 思い出をたどる あなたの色
梅枝を添えて 想い伝えても あなたの瞳に 映る姿
決して戻らない 誰かの面影 優しい瞳を 奪う姿
嗚呼儚い恋 なのに身を焦がし 紫苑色纏う あなた想う


<二番>
夜照らす月 よりも美しい あなたの横顔 今も遠く
沈む暁 想いを重ねて あなたへの手紙 今も続く
松枝のように 頑なな心 浜の忘れ貝 拾うけれど
思い出の海に 袖を浸しても 色の変わらない 藤の衣
嗚呼空しい恋 その思い人は この手で緋色に 染め上げたの


平仮名表記

<一番>
うすくれないに  そまったあきのみ  こいにとらわれた  わたしのいろ
はなたちばなに  そめあげたころも  おもいでをたどる  あなたのいろ
うめがえをそえて  おもいつたえても  あなたのひとみに  うつるすがた
けしてもどらない  だれかのおもかげ  やさしいひとみを  うばうすがた
ああはかないこい  なのにみをこがし  しおんいろまとう  あなたおもう

<二番>
よるてらすつき  よりもうつくしい  あなたのよこがお  いまもとおく
しずむあかつき  おもいをかさねて  あなたへのてがみ  いまもつづく
まつがえのように  かたくななこころ  はまのわすれがい  ひろうけれど
おもいでのうみに  そでをひたしても  いろのかわらない  ふじのころも
ああむなしいこい  そのおもいびとは  このてでひいろに  そめあげたの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

追憶の君 (再修正版)

まはいさんに応募させていただいた前作「追憶の君」の再修正版です。
なるだけ難しくない言葉で書きなおしました。
いくつか譲れないところはあるので、そこは変わってませんが……
前のは無駄に古語っぽさを出そうとしたのが裏目に出ましたね(苦笑)

閲覧数:189

投稿日:2009/05/28 23:45:09

文字数:651文字

カテゴリ:歌詞

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