第七章
※ミクのマスターとメイコしか出てきていませんが一応ミクタグをつけます。
『中庭の出会い』
何時ものようにレントゲンを撮って診察室に戻った。
「・・・・・・・・・・・」
結果は何時もと一緒、そう思っていたが。
私は溜息をつき診察室を出た。
部屋までの足取りは重く、今はミクにあわせる顔が無い。
仕方がなく私は中庭の方へと歩いていった。
館内から見える中庭まで行くと、赤い服を来た女の人が倒れていた。
私はビックリしてその人に近づく。
うわぁ、酒臭い・・・・・・・・・・・。
よく見ると側に一升瓶が転がっている。
「あの、大丈夫ですか・・・・・・・・・・?」
声をかけると「あー?」と声が返ってきた。
とりあえず意識はあったようだ。
ムクッと起き上がり、赤色の瞳が私を見る。
「・・・・・・・・・・なにかあった?」
フラフラしながらこっちを見ている。
「あ、私は此処を通りかかったら貴方が倒れていたから・・・・・・・・・・」
心配して近づいた、そう言ったらあーっと納得したような返事をした。
「大丈夫大丈夫。
それより白石知らない?」
此処の病院の内科の先生って言ってたような気がする、そう言ってその人は立ち上がった。
「白石先生?
それなら診察室にいた気がしますよ」
そう言うと「有り難う」と言って立ち上がった。
どれだけ酒を飲んでいたのだろうか、その人はフラフラと歩き始めた。
「あ、肩をお貸ししましょうか?」
「え?
良いのー?」
「はい。
また途中で倒れられては困りますので」
肩を貸すとアリガトーと言って私の頭を撫でた。
何時もミクの頭を撫でているので自分の頭を撫でられているという感覚が不思議で仕方が無かった。
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