喉を傷めた曇りの日
音無い声大人しくも
呻き疲れ翳りの陽
映り込んだ窓に自分
何気ない日常はいつでも
無味乾燥、時に甘く
液晶越しの他人事も
ひと瞬き、刹那苦く
知らず突き飛ばした子どものように
不意に知る喉の痛み
みんな、うずくまる孤独に
はらりらら
喉の痛みに目を覚ます
音内超え大人げなく
呻き喚き気を晴らす
黙り込んだ窓のすずめ
何もない日常の中でも
時々刻々、移ろいゆく
歩いてゆける距離だけを
ひとつ回り、ふたつ回る
知らず突き飛ばした子どものように
故意に似た不意の中身
さなか、うずくまる孤独に
はらりらら
人並みの仕合わせだって
何か苦くて怖くて
他人(ひと)に向けた痛みに
音無い声が歌うんだ
知らず突き飛ばした子どものように
不意に知る喉の痛み
みんな、うずくまる孤独に
はらりらら
はらりらら はらりらら はるららら
はるらりら はりらるら はらりらら
はらりらら はらりらら はらりらら
はら、はら は
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