段々思い出せなくなる、あなた
まぶたの裏 焼き付いた光景
剥がれず
きっと泣いてしまう
わかっているから離せなかった
きっと最後になる
わかっていたのに離したかった
あの人はどっちだ
ねえこのまま溶けてくんだろ
その内忘れてしまうんだろ
ねえこのまま溶けられたなら
どんなにどんなに楽だろう
わたしは嘘を、左手には愛を
皮膚には体温を、あなたに花を
どこにもいかないよ
ずっと傍にいるよ
ねえそのまま消えてくのかな
明日はいなくなってるのかな
ねえ記憶も消し去れたなら
どんなにどんなに楽だろう
わたしは嘘を、左手には愛を
皮膚には体温を、あなたに花を
どこにもいかないよ
ずっと傍にいるよ
どこにもいかないで
ずっと傍にいてよ
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