掌に注ぐ雨 なくさないように
強く握りしめたら わたしも消えた
流されていった影 求めないように
光を堰き止めたら 痛いと泣いた
「さよなら」も上手にできないの
わたし
繰り返す度 軋む心臓が
その温度に その温度に
手を伸ばす度 わかってしまうから
羽待ちの背中 ごめんね
ねえ
今でも眩しいんだよ 瞼閉じるけど
滲んでいく群青 溶けないままだ
何千回 壊せないよって捨てるんだろう
これからも続いていくんでしょ?
がらくたのラヴソング 届きもしない
声で
「好きだよ」も綺麗に云えないの
どうか 誰か 遠く
連れてって
繰り返す度 軋む心臓が
その温度に その温度に
手を伸ばす度 わかってしまうから
羽待ちの背中 ああ
巡り逢う度 震える指先
ただ黙って 抱きしめてよ
目を覚ます度 忘れていけるなら
春待ちの心 ごめんね
ねえ
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ブクマつながり
もっと見るあなたに逢えるかと 昨日
瞼を閉じてみたばかり
呆れているかな それとも
さよならを云いに来ました
平気だなんて口にして
だけど本当は 嫌だな
もう少し あの人に
もたれ掛かって 話をして
あと少し その腕で
ぎゅっと抱いていてほしい...瞼
かぼちゃを下さい
段々思い出せなくなる、あなた
まぶたの裏 焼き付いた光景
剥がれず
きっと泣いてしまう
わかっているから離せなかった
きっと最後になる
わかっていたのに離したかった
あの人はどっちだ
ねえこのまま溶けてくんだろ
その内忘れてしまうんだろ...Blind
かぼちゃを下さい
もうなんにも聞こえない、ね。
どうしてだか君を待ってる
そして声を失くすから
ささくれだった雨の夜を
すくって、すくって
突き刺すような馨りはあの日の群青
戻れないの?ああそうさ、戻らないよ
嘗て憶えた名前を繰り返し た
「早くふやけてしまえよ。」
嘘まで吐いて。...花底に水の束
かぼちゃを下さい
君のこと好きだよ
死んでも多分好きです
ごめんね
光などなくても
ひたすら君を探せる
本当さ
すべての雨を凌いで
笑わせてやりたいのに
ばらの花が 咲くように
笑う君を 思い出す...ばら
かぼちゃを下さい
「眠れないの」 あなた 心配そうに
大きな掌で 髪を撫でたね
やさしくするけれど 痛いんでしょう
似てきた掌で そっと触れたの
ああ ああ
寝付けないと あなた 子供みたいに
何かしら話していたがったよね
面白い話を聞かせて、だとか
怖いのは嫌って 云っても聞かない
煩わしく思えたこと 面倒そうに出...D.D,W.L
かぼちゃを下さい
ばかばかしいと首を振った。そもそも、全てに於いて違うのに。
初夏の爪
かぼちゃを下さい
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