誰に何を言われてもイイの。
残りの切り札(カード)全てを掛けて挑む。
例えそれが、限り無くゼロに近い確率でも。

私は遊戯中毒なんかじゃない。
駆け引きの先にある最高の地位が欲しいだけ。
その為なら、
何だって踏み台に、被害者に、犠牲にするつもり。

揃ったスート。
勝ちを確信していたのにね。
相手が使った姑息な手。多勢に無勢。
分かってる。負けは負け。
敗者は大人しく手を引く。けれど…

誰に何を言われてもイイの。
私は最後の可能性に賭けて砕け散る。
例えそれが、どんな地獄よりも残酷な色をしていても。

追い駆けても、賭け続けても。
距離が埋まっているようには見えない。
傷痕だらけの手。
気付いているのでしょう?
欲しいのは。最高の地位は。
貴方の隣なのだと…

貴方に疎まれてもイイの。
けれど、邪魔にはなりたくないから。
これを、最期の賭けにする…

最期の、賭けに…―――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

遊戯の先に望む地位

なんか『遊戯』ってコトバが今自分の中で流行中です。
感想などあれば、ドゾドゾ~

閲覧数:97

投稿日:2010/07/01 19:55:09

文字数:394文字

カテゴリ:小説

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