A
どうして涙が出るの?
こんなに胸が苦しいの?
全てを捨ててまで
あんなに願った あんなに愛した
夢なのに
B
何も生まない答えを 探してる
誰を傷つけても 目は閉じたくない
S
ひとりで立ってみたくて
背負った荷物が重くて
ただそれだけだった
だけどそれだけじゃなかった
ねえ、ごめんね…
A
退屈な日々の中で
それでも笑えてたこと
今さら思い出す
明日に怯えて 昨日に縋った
今日だから
B
何も知りたくないと 背を向けた
君があの日見せた 笑顔の意味さえ
S
ひとりで立ってみたくて
背負った荷物が重くて
だけど温かくて
抱きしめられてるみたいで
ねえ、痛いよ…
S
ひとりで生きてみたいと
下ろした荷物の中身が
思い出せなくなって
涙溢れたんだ
そうしてやっと気づくの
背負った荷物の重さが
そっと馴染むくらい
僕は幸せだったこと
君が大切だったこと
ねえ、ごめんね…
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君は許すことを愛だと言った
僕は愛してるからこそ許せなかった
正しさが怖かった
優しさが憎かった
B
交わらない愛の螺旋の果てに
出会わない運命を探した
輝く君の姿に目が眩む度
どうしようもなく君が遠ざかった...てのひらにキスを
ナツキ
A
君の目が閉じて開かないことを
僕は少しも知らずにいたんだ
僕をバカだと思うなら
起き上がって笑っておくれよ
B
この雫は何だろう
名も知らぬ透明な雫
温かくて冷たくて 海の香りがした
この雫は何だろう...愛しい雫
ナツキ
A
ただそばにいてほしくて
何度も嘘を重ねては
遠ざかった あなたとの距離をずっと
見つめていた あの頃
B
答えを 求めて
昨日に 縋りつく度
増えていく 傷跡は
誰かの叫びのようで...輝いた一瞬の
ナツキ
A
穢れた両手で 掬い上げた月夜は
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偽り 幻 それでもいい わかってる
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B
可哀想なのは誰? 寂しげな眼差しが揺れる
突き刺さる言葉なら ごめんねなんていらない
やけに冷たい 心の記憶
通り過ぎた傷跡はまだ...禁忌
ナツキ
S
胸を張って 前を向いて
落ちた涙 拭いもせず
傷ついても 傷つけても
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A
遠く遠く 響く声に
よく似た人 探しながら
歩いていく 歩いていく
ひとりきりの 長い旅路...胸を張って、前を向いて
ナツキ
真っ白な世界だった
触れたものは灰になり
花は咲く前に綻んでいく
真っ新な世界だった
記憶の果てには眠る君の顔
温もりはもう思い出せない
体の痛みだけが真実のようで
どうしてかな どうしてかな
気づけばいつも 手を伸ばしている
温かいのかな それとも冷たい?...君が見えるよ
ナツキ
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