1A
今は昔の 事なれど
〝春の郷” 名を冠す
花が綻ぶ 其の国に
美しの 姫御座す
1B
愛を謳う者数知れず
月の君さえ 身を焦がす
揺るぎない恋を願うのは
叶わぬ運命 瞼伏せ
2A
時は移ろう 物なれど
花の姫 満ちて咲く
月は傾き 夜辿り
嵐越え 永遠誓う
2B
風を読む者一重有りて
星の声にて 名を馳せる
揺るぎない国を望むのは
月花の誓い 繋ぐため
C
遥か廻る言霊に
触れる心響き合う
3B
此れは数有る中のひとつ
幾重重なる人の世の
実しやか紡がれていく
花咲く国の物語
ー ー ー ー ー
1A
いまはむかしの ことなれど
はるのさと なをかんす
はながほころぶ そのくにに
いつくしの ひめおわす
1B
あいをうたうものかずしれず
つきのきみさえみをこがす
ゆるぎないこいをねがうのは
かなわぬさだめまぶたふせ
2A
ときはうつろう ものなれど
はなのひめ みちてさく
つきはかたむき よるたぐり
あらしこえ とわちかう
2B
かぜをよむものひとえありて
ほしのこえにて なをはせる
ゆるぎないくにをのぞむのは
げっかのちかい つなぐため
C
はるかめぐることだまに
ふれるこころひびきあう
3B
これはかずあるなかのひとつ
いくえかさなる ひとのよの
まことしやかつむがれていく
はなさくくにの ものがたり
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