あれから数年たった。


「レン、早く早くっ!!」

「おいっ!リン!そんな、ドレス着たまま走ったら「きゃっ!!」
ドサッ!


転ぶぞ?って言いたかったんだけど手遅れだったみたいです。


「ううぅ………。」

「そんな急いで来なくても………。どうせこれからずっとあそこに住むんだしさ……。」

「それでも早く来たかったの!だって私の思い出の場所よ?レンに会ったのも私のお城だったし!」

「でも、そのドレス、結婚式で着た服だぞ!?せめて着替えてから来ればよかったんじゃ……。」

「服なんていつ、どこで着替えても同じよ!!!」

「はいはい……。」


あれからいろいろあって僕たちは結婚できた。
もともとリンの住んでいた国は1つの街として統治され、僕たちに任せてもらえることになった。
で、リンはすごいはりきっているのだ。


「ねー、街の名前なににする?
とりあえず着いたら荷物整理して…。それから………。」

「そんなに急がなくったっていいんだ。これからずっと2人で一緒にあそこに住むんだから。」

「あ、そっか……。
でも着いたらなんかしたいなぁ…。」

「久しぶりに踊る?『ダンスホールの掃除は済ませてある』って言ってたけど?」

「うん!それじゃ、エスコートよろしくお願いしますよ?王子様?」

「きっ…急に何言ってんだよ!?」

「えへへー、いつかのお返し♪」
は!?お返し!?俺がそんなこと……

「まさか、あん時言った『お手をどうぞ?お姫様。』って台詞、まだ気にしてたのか!?」

「ひみつー、早く行くよ?王子様?」

「うるせーよ///」



この先で待っているのは幸せな未来ですか?
そんなの分からない。
でも、君が傍にいてくれるなら、きっとそれは幸せな未来でしょう。


僕は今も幸せです。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

思い出円舞曲 番外

あれ………?
もっとわけわかんなくなった……。

読んでくださった方、もしいたらありがとうございます。
コメントくださると嬉しいです。

閲覧数:206

投稿日:2010/03/01 23:46:54

文字数:760文字

カテゴリ:小説

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