サイダーの瓶　半分こに飲んで描く　きみと海を
きみは言ってた　街が海ならいいのに　花も咲けない都市

窓枠の外　ぼくは思い描く
花が泳いで　きみが笑ってる
禁じられてる　海を描くことを
誰もが　悪いと言う

ぼくときみ　禁じられた掟を
破って作ろう　玩具ボトルシップ


ひび割れたビル　きみとふたりで隠れて　種を植える
燃え盛る街　夢を持ったきみとぼく　砂まみれの手と手

きみとぼくとで　見つめあって笑う
ベッドに隠す　サイダーの瓶と
船の模型を　いつかきっとぼくら
行きたい　ふたりの海


きっとだよ　幼い約束事
本に描かれてた　玩具ボトルシップ


大人たちが来て　部屋に火を放ってゆく　きみと繋いだ手


ぼくときみ　禁じられた掟を
破って作ろう　走って逃げて


残された　種が花を咲かせた
瓶の中の船　きみとぼくふたりの海に行こう


波がはしゃぐ（笑う）



ひらがなver.

さいだーのびん　はんぶんこにのんでかく　きみとうみを
きみはいってた　まちがうみならいいのに　はなもさけないとし

まどわくのそと　ぼくはおもいえがく
はながおよいで　きみがわらってる
きんじられてる　うみをえがくことを
だれもが　わるいという

ぼくときみ　きんじられたおきてを
やぶってつくろう　ぶりきぼとるしっぷ


ひびわれたびる　きみとふたりでかくれて　たねをうえる
もえさかるまち　ゆめをもったきみとぼく　すなまみれのてとて

きみとぼくとで　みつめあってわらう
べっどにかくす　さいだーのびんと
ふねのもけいを　いつかきっとぼくら
いきたい　ふたりのうみ


きっとだよ　おさないやくそくごと
ほんにかかれてた　ぶりきぼとるしっぷ


おとなたちがきて　へやにひをはなってゆく　きみとつないだて


ぼくときみ　きんじられたおきてを
やぶってつくろう　はしってにげて


のこされた　たねがはなをさかせた
びんのなかのふね　きみとぼくふたりのうみにいこう


なみがはしゃぐ