「カゼノカケラ」
このカケラは何処から来て 何処へ行くのか
カタチ など無い大空舞 う道標
決して届かない 天空へ私を誘う
カケラは希望を乗せて何処へ向かうのか
誰も知らぬ 大地 それは夢か 幻か
カケラが呼んでいるそれだけを信じて
迷える旅人たちの前に 現れて消えてゆく
それは神の導きか悪魔の罠なのか
目指す先に何かあるのなら ただ前に進むだけ
何も知らずに旅人たちは今日も歩きだす
帆を張ればカケラが誘う 海原の中
フワリ 舞い上がる飛沫を 頬に受けて
此処が何処なのか 何処に行くのかも分からない
カケラは私を乗せて何を目指すのか
背中を押す カケラ 何処へ向かう 旅人と
時が経つ度に弱まるカケラはどこか悲しそうだった
カケラが力を失っても 船は進み続ける
この舟は希望を乗せて何処へ向かうのか
光の無い空を見上げれば 覆い尽くす幻
導かれるように一筋の光が差し込んだ
カケラは 求めていた 欠けない光を 愛すべき光を
目の前に広がる草原は 優しさに包まれて
セカイを見守るカケラを解き放っていた
風は大地を大地は海を 海は風を見守る
そこに光が合わさる時カケラは何を運ぶ
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「カゼノカケラ」
このかけらはどこからきて どこへゆくのか
かたち などないおおぞらま うみちしるべ
けしてとどかない てんくうへわたしをいざなう
かけらはきぼうをのせてどこへむかうのか
だれもしらぬ だいち それはゆめか まぼろしか
かけらがよんでいるそれだけをしんじて
まよえるたびびとたちのまえに あらわれてきえてゆく
それはかみのみちびきかあくまのわななのか
めざすさきになにかあるのなら ただまえにすすむだけ
なにもしらずにたびびとたちはきょうもあるきだす
ほをはればかけらがさそう うなばらのなか
ふわり まいあがるしぶきを ほほにうけて
ここがどこなのか どこにいくのかもわからない
かけらはわたしをのせてなにをめざすのか
せなかをおす かけら どこへむかう たびびとと
ときがたつたびによわまるかけらはどこかかなしそうだった
かけらがちからをうしなっても ふねはすすみつづける
このふねはきぼうをのせてどこへむかうのか
ひかりのないそらをみあげれば おおいつくすまぼろし
みちびかれるようにひとすじのひかりがさしこんだ
かけらは もとめていた かけないひかりを あいすべきひかりを
めのまえにひろがるそうげんは やさしさにつつまれて
せかいをみまもるかけらをときはなっていた
かぜはだいちをだいちはうみを うみはかぜをみまもる
そこにひかりがあわさるときかけらはなにをはこぶ
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