nanama

「社会行進」
足並み揃え歩いてみても　歩む速度はいつもバラバラ
誰に合わせて進めばいいの　渇いた地面を踏みしめ
負けたくないから追い越して
気に入らないから足休め
隣の人が歩くから歩いてた
「あるいて」誰か立ち止まるまで
「すすんで」足が朽ち果てるまで
「まえみて」明日を見失うまで
「せかいが」終わ...

「こずみっく　れーるうぇいず」
いけない　乗り過ごしてしまったわ
木星行快速　乗り換えてカリストまで
だめだわ　土星まで止まらない
戻りは 再来年の各駅を 待つしかない　
気が付くと うとうと　ゆりかごみたい
ああ…　窓の外は 離れてく木星が
流星のトンネルを　くぐり抜けて　飛び込んでくる
それは　...

「Common days」
ベッドのなか眠たい Morning
目覚ましがジリジリ呼ぶよ
ほろ苦いコーヒー飲めば
スッキリして元気に Ready go!
いつもよりハラペコ Midday
午後知らせおなかが鳴るよ
最高のごはんの時間
食後のおやつケーキで Bingo!
本日もお疲れ Midnight...

「a i r」
こじあけた喉の奥から引きずり出す
有象無象を吐き出した
傷だらけの喉を通りすぎて歌声は
草木を枯らして私を縛り上げた
がらがらがら崩れてく当たり前を突き付けられた
嘲笑われても優しさと勘違いしてた
ずるずるずる飲まれてく足掻き方を思い出せない　
いつか届いてくれる　a i r
切り裂...

「Re:Re:Dancing」
乗り過ごしたサマーチューン横目に
部屋のラジカセモノラル
グッと来たサイズのリズムは
いつもすでに乗り遅れてる
(Re:Re:Dancing)
窓から聴こえる超絶サウンド
(Re:Re:Dancing)
窓を越えた先乗り込んだら
流れるリズムに飲み込まれ...

「↑U→F↓O←」
まわる　まわる　まわる　キミを探して
まわる　まわる　まわる　わたしはまわる
まわる　まわる　まわる　臆病だから
まわる　まわる　まわる　近づけないの
まだ・・・
まわる　まわる　まわる　慣れないままに
まわる　まわる　まわる　意味なくまわる
まわる　まわる　まわる　いびつなえん...

「Real Fighter」
受け取れこれが最後の一撃
掴み取れすぐそこに見えている
勝利へのファイナルラウンド
強さを求めては戦いに身を投げ
敗北を重ねてきた
強者を求め　ただ挑み続ける
そこに何も意味は無かった
打ち抜いて　打ち破れ　
いくつものラウンドを乗り越えてく...

「Germination」
空いた花壇の片隅に
種を蒔くんだ
いくつ指折り数えたら
元気に芽を出すのかな
雨が降る日は傘差して
隣りにいるよ
濡れた土から覗くのは
緑の新しい命
ガンバレあと少し...

「求めよ.」
始まりの訳
命の原理
偽り無き答えは何処
明けない夜に
焦がれてしまう
陽を見る事も出来ず
求めるなら
今廻り出す
真実への...

「ヤダ！」
ヤダ！
もう二度と
目の前に来ないで
壊れてしまえば
戻らないの
拒絶出来ない
不可思議な愛情
業火の中で
焦がして溶かして...

「いろはにホヘト」
いろはにほへとことん行くぞ
諦めたりしない！
どんな音を鳴らせば
みんな振り向いてくれるかな
少しでも希望があれば
聞こえるまで歌うよ
響かせろ
ガンガン飛ばせどこまでも
ステージで...

「はなびら　ちりゆくとき」
(はなびら　ちりゆくとき)
愛おしく　狂おしく
咲く花は　いつか散る
悲しみで　色塗られ
泣く声は　誰にも届かず
散り逝けば　黄泉の国
ひとひらリ　くちづけて
明日を観ず　夢も見ず
眠るのは　はなびら...

「seek」
陽が沈む前に　夏を探しに行こう
風向きが変わり　秋が薫り出す
不意に鳴きやんだ　ひぐらしを見送れば
誰も知らない　思い出
潮風に揺られ　波に舞ううろこ雲
静かな海には　夏の落とし物
少しずつ紅く　染まる景色の中で
季節外れの　ぼくら
こうして　いつの間にか...

「time leap」
忘れていた曖昧な時の中
取り返せばすべて楽になるのに
閉じ込められまた時を巻き戻す
繰り返せばまた全て失くしてしまう
いつもいつも　糸を手繰り
目の前で切れる
今日も明日もまた一から
時間を戻して
君を越えてまた走り出す...

「きゃりこ　きゃっと」
酸素の足りないこの部屋はもうやだ
逃げ出すかな
入口出口が見つからなきゃ
どこも行けない
縛られた幸せなんかいらない
気まぐれに生きてやる（やるさ）
微かに見える空
こんなにも遠いものなのか
気ままなねこになりたい...

「Glossy dark Smoky light」
ぼやけた視界が惑わせる
眩い街灯の下で
聞こえた最悪のシナリオ
それとも悪魔の囁き
光りの中に闇を見つけた
誰かの影をなぞるかのように
足元まで続く　
不安を象る影を
何度も剥がそうともがくもがく...