「seek」

陽が沈む前に 夏を探しに行こう
風向きが変わり 秋が薫り出す
不意に鳴きやんだ ひぐらしを見送れば
誰も知らない 思い出

潮風に揺られ 波に舞ううろこ雲
静かな海には 夏の落とし物
少しずつ紅く 染まる景色の中で
季節外れの ぼくら

こうして いつの間にか
また夏が 終わるんだね
いつまでも 同じ夢の中で 
季節 廻り続ける

少しずつ
 (変わる景色と夏の記憶が混じり)
風に舞う
 (木の葉が頬を赤く染め上げる頃に)
思い出は
 (形にはできない宝物だから)
薫り出す
 (季節の中で生き続ける)

夏の陽が沈む 海原は茜色
閉じたまぶたには 映る秋の月
突然の雨が 全てを流してゆく
それでも残る 足跡

空が色褪せる もうそこは秋の夜
雨粒の音が 胸をなごませる
溢れだす気持ち 寄せては返す鼓動
全て重なり 弾む

これから 四季を廻り
また夏を 迎えるため
歩き出す 肌寒い海辺を
強く 踏みしめながら

溢れだす
 (寂しさを噛みしめていられるように)  
雨粒は
 (心地よい子守唄を奏でてくれる)
流れゆく
 (いくつもの季節にさよならを告げて)
海原へ
 (またひとつ足跡を残す)

こうして いつの間にか
また夏が 終わるんだね
いつまでも 同じ夢の中で 
季節 廻り続ける

一つずつ
 (指折り数える夏の日の思い出)
積み上げた
 (二度と戻るはずのないこの季節さえ)
何もかも
 (もう一度手に入るような気がして)
変わらずに
 (また来るよとひとり呟く)

少しずつ
 (変わる景色と夏の記憶が混じり)
風に舞う
 (木の葉が頬を赤く染め上げる頃に)
思い出は
 (形にはできない宝物だから)
薫り出す
 (季節の中で生き続ける)

少しずつ 風に舞う 思い出は 薫り出す

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「seek」

ひがしずむまえに なつをさがしにいこう
かざむきがかわり あきがかおりだす
ふいになきやんだ ひぐらしをみおくれば
だれもしらない おもいで 

しおかぜにゆられ なみにまううろこぐも
しずかなうみには なつのおとしもの
すこしずつあかく そまるけしきのなかで
きせつはずれの ぼくら

こうして いつのまにか
またなつが おわるんだね
いつまでも おなじゆめのなかで 
きせつ まわりつづける

すこしずつ (かわるけしきとなつのきおくがまじり)
かぜにまう (このはがほほをあかくそめあげるころに)
おもいでは (かたちにはできないたからものだから)
かおりだす (きせつのなかでいきつづける)

なつのひがしずむ うなばらはあかねいろ
とじたまぶたには うつるあきのつき
とつぜんのあめが すべてをながしてゆく
それでものこる あしあと

そらがいろあせる もうそこはあきのよる
あまつぶのおとが むねをなごませる 
あふれだすきもち よせてはかえすこどう
すべてかさなり はずむ

これから しきをめぐり
またなつを むかえるため
あるきだす はだざむいうみべを
つよく ふみしめながら

あふれだす (さみしさをかみしめていられるように)  
あまつぶは (ここちよいこもりうたをかなでてくれる)
ながれゆく (いくつものきせつにさよならをつげて)
うなばらへ (またひとつあしあとをのこす)

こうして いつのまにか
またなつが あわるんだね
いつまでも おなじゆめのなかで 
きせつ まわりつづける

ひとつずつ (ゆびおりかぞえるなつのひのおもいで)
つみあげた (にどともどるはずのないこのきせつさえ)
なにもかも (もういちどてにはいるようなきがして)
かわらずに (またくるよとひとりつぶやく)

すこしずつ (かわるけしきとなつのきおくがまじり)
かぜにまう (このはがほほをあかくそめあげるころに)
おもいでは (かたちにはできないたからものだから)
かおりだす (きせつのなかでいきつづける)

すこしずつ かぜにまう おもいでは かおりだす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

()seek

季節の変わり目は少しさみしいです。

閲覧数:132

投稿日:2011/08/29 23:42:22

文字数:1,717文字

カテゴリ:歌詞

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