特に照らすものはない 溶けかけた街灯の下
ふらり覚束無い足音は 鈍く歌う
整ったひらがな それで急(せ)いたような
傘をささなかったのは 何故ですか
寒く凍えていたのは 何故ですか
涙を隠してたのは 何故ですか
自虐の被虐の間に燃える
希望を吹き消したのは 何故ですか
息を吸って 君を呼んで
どこか離れた 初雪の日
白く吐き出す 想いだけ
小さな紙を 握りしめて
傷つく自分のために
私を傷つけにきたのですか。
それでも、いいから
まな板の音と 夕食の香り
台に並んだ 湯のみは仲良く
折られて閉じた『またいつか』
どうして君は 遠くへゆくのか
上着を捨ててきたのは 何故ですか
そんな嘘をついたのは 何故ですか
雪でも出て行ったのは 何故ですか
鋭いその眼の 狭間に昏れて
笑って誤魔化したのは 何故ですか
夢は覚めて 君と呼んで
いつもに戻る 粉雪の日
白に埋もる つくしの芽
小さな紙が 焦るように
それでも、いいから
傷つく自分のために
私を傷つけにきたのですか。
「それでもいいから、またいつか」
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