#14-2「みんなでかわりに」



「メイコ姉さん、ちょっといい?」


ミクがメイコの部屋をノックして、中に入った

もちろん、リンとレンも一緒に


「どうしたの?3人とも?」

「メイコ姉…あのさ…カイト兄のこと好き?」

「え?!ちょっと、リン!!」


単刀直入に、しかも、ど真ん中にストレートを投げ入れたリン


「…………好きよ」


メイコはあっさりと認めた

メイコにいつもの覇気はない…

レンはうつむくメイコを見て、何か、もの寂しげを感じた



「メイコ姉さん…最近、カイト兄さんのこと、避けてるよね?」


ミクもリンをみならって、ストレートをど真ん中に投げ込む


「…ふふ…やっぱり、わかっちゃうか…」

「うん」

(あれ?なんか、ほんとにいつものメイコ姉じゃない)


レンは、まるで別人のようなメイコを見ながら思った


「グミがここにくる日にも、ルカにもいわれたのよね…元気ないって…」


そういって、うつむくメイコはメイコらしくなかった



「…どうして?」

「どうしてかしら…」

「…カイト兄がハクさんにプレゼントを渡してたから?」


レンも勇気をだして、投げ込んだ


「ちがう……と言えば嘘になるわね。……わかってるのよ。ただのお礼だってことは…でも…でも何か…悔しいのよ…」

「メイコ姉さん…」

「私、カイトから、何も物をもらったってことがないのよ…」

「え?意外…」


リンは思わず声にだしてしまった


「ふふ…でしょ?一番長い付き合いなのに、誕生日もクリスマスもホワイトデーも…なにもくれないのよ」

「……」


レンは何と声をかけたらいいのかわからなくなった


「でも、きっとカイト兄はメイコ姉のこと、大事に思ってるよ!!」


リンがメイコを励ます

こういう時は、女の子の方が気のきいたことをいったりする



「…そうかしら?…どうせ口うるさい酒飲み女程度にしか思ってないわ」

「そんなことない!!そんなこと…ない…ぐすっ」

「ミク…どうしてあなたが泣くの?」

「メイコ姉さんが泣かないからっ!!!」


そういって、ミクはメイコの胸に飛び込んだ

リンも涙目だったが、必死にこらえようとしていた

レンはリンを黙って自分の胸に引きこんだ


メイコの部屋には、少女2人のすすり泣く声がひびいていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなでボーカロイド観察(仮)#14-2

みんな…やさしいんだから…(T_T)

レン君なんて、最後かっこよすぎ!!
↑まるで感想だねww

これは私が書いているようで、実はそうではありません…
キャラ達が勝手に動いて、勝手に物語になっていってるだけです…
二次創作ものということもあり、それぞれのキャラがきちんと個性を持っていて、勝手に行動します。
私は彼らの動きをタイトル通り観察しているだけですww
言ってしまえば、妄想がひどいということになりますが…

要は、キャラがしっかりしていれば、勝手に物語はキャラ達によって進むよねって話ww

むずかし?あたまおかし?
まぁ、わかる人にわかればいいですww

閲覧数:302

投稿日:2012/01/10 12:21:30

文字数:999文字

カテゴリ:小説

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  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    ミクがどんどんいい子n(ry

    そして最後にイケレンがっ!!!ぐほあっ!!鼻血g(←変態

    わかる!!わかりますよその意見。小説って、書いているうちにキャラクターが勝手に動き出すんですよね。アドリブ万歳!!とか言って書いてるうちに、いつの間にかキャラクターが書き手の手を離れ、勝手に走りだしてく。アドリブではなく、キャラクターが物語を紡ぎだしていく。私も、初期のロシアンの話書いてるときに、自分では予期しない方向に行ったんです。すなわち、ロシアンが勝手に流歌の影を追いだした。そしてコラボの方では、それが止められないほどの深い愛となった。私は何も手を加えないまま、ロシアンが自分で走りだした結果、あんなんが出来上がったんですよね。
    不思議ですよねぇ…。

    2012/01/10 23:05:13

    • しるる

      しるる

      ミクとリンがいい子www

      レン君がかっこいい!ww


      おお!
      わかってくれるのか!!
      よかった?ww
      自分がアホの子って気づかないまま成長しているかと思ったよwwww

      キャラクターは生きている!!ww

      2012/01/10 23:24:21

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