暮れる夕日を見届け
番ゐ亡き舞う冬紅葉

揺れる形見の鞘提げ
行く当てなく探す

あの日交わした契り
忘れぬまま流れる日々

果たすその日を追いかけ
彼女は歩む

「慕う貴方の声
 雪のように溶け消える」

「いつかその声を
 そばに届かせてよ」

降れる雪の空見上げ歌う
愛しい影に想い馳せて

吹かれ行く冬紅葉と共に
歩む運命(さだめ)のままに

嗚呼、背中を押した温もりの風
「傍に居る」と心に語る彼の意に溢れてた


「傍で抱きしめてよ
 あの日の温もりが欲しい」

「いつかその時を
 願い続けてます」

降れる雪の空の下歌う
愛しい影に想い焦がれ

川に浮く枯れ落ち葉を眺め
歩む契りの元へ

積もる雪の空見上げ歌う
愛しい日々に想い寄せて

傍で咲く寒椿(かんつばき)の花よ
彼に想いを運べ

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冬紅葉の散る先に

秋から冬への曲です
年長組和風物語

閲覧数:173

投稿日:2015/07/19 23:59:16

文字数:352文字

カテゴリ:歌詞

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