「忘れてしまいたい」と想う程
こんなにも あなたを愛していた
募りゆく悲しみは いつでもこの胸を痛ませる
いつだって 二人で居たいから
いつだって 二人で微笑ってた
「いつだって 二人で居ようね」と
いつの日か 誓い合ったのに
〝夏〟と呼ぶには
まだ暖かかった あの日の海辺
波音と共に 届けられた
小さな声の 「サヨナラ」
「忘れてしまいたい」と想う程
こんなにも あなたを愛していた
仕舞ってた思い出は 何処にでも笑顔が溢れてて
時が経てば薄れていくのかな?
大切にしている この気持ち
いくら離れても 繋いでいたこの手が あなたを探してる
サヨナラの Kissもしなかったね
最後まで 二人〝らしく〟居たね
届かないと 気付いていながら
その背中 追わずにはいれなくて
いつだって 二人で居たいのに
今は一人 波に包まれて
貝殻に 囁き続けては
気が付けば 涙を流してる
〝恋愛(あい)〟と呼ぶには
少し幼かった 二人の想い
陽炎の中に 浮かび上がる
願い続けた〝虚像(まぼろし)〟
「忘れてしまいたい」と想う程
こんなにも あなたを愛していた
重ね合う唇の温もりを 今でも憶えてる
時が経てば霞んでいくのかな?
支えていてくれた あの笑顔
振り返れば ホラ 寄せては返す波が 現実を告げてく
どれだけ歩いても 一つしか残らない足跡が 寂しさを唄う
「忘れてしまいたい」と想う程
こんなにも あなたを愛していた
募りゆく悲しみは いつでもこの胸を痛ませる
時が経てば薄れていくのかな?
大切にしている この気持ちも
重ね合う唇の温もりを 今でも憶えてる
静かに流れていく時間(とき)の中で
少しずつ 思い出は色褪せて
一人きり 寂しがるこの手を そっと風が撫でていく
「忘れてしまいたい」と想う程
こんなにも あなたを愛してた
遠い明日には 「懐かしいね」と二人 微笑えたらいいのに
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