この村に来て10年がたちました。
私は10年前高いビルが立ち並ぶ場所から
田んぼや森が広がる緑の場所に移りました。
理由(わけ)を聞かれても言いたくないと意地はって
小さくおびえた心を閉じ込めて
明るく接していました。
この村にきて変わったことは
私の小さくおびえてた心のカギを見つけてくれたこと
「今までどこにいたんだい」
そんな風に語りかける
幾世代超えてもその笑顔
忘れることなんてできないよ
10年前いた場所は孤独を感じ
ヒトとヒトとの間に高い高い壁がつくられた
その壁は大きくこごえるほど冷たく寒いのです。
私の悪いクセの意地をはることそれは
そんな孤独を嫌がった自分が
独りを無理に好ませた。
この村にきて変わったことは
私の小さくおびえてた心のカギを見つけてくれたこと
「美しい色のカギだね」
ずっと灰色だったのに
私が知らないでいる間に
こんなに綺麗になったんだ
ずっとこの村にいたいよ
でもそれは叶わなくて
携帯の画面を見つめ
泣き崩れた
切り捨てられたこの私が
なんでまた拾われたの?
やっとやっとカギが見つかったのに
なんで なんで なんで
東へ向かう電車の駅で
見送りに来た村人全員の顔を見つめ「ありがとう」と言う
「ねぇ、楽しみにしていてね」
そのコトバが気になって
不思議そうに尋ねる私に
ただただ笑顔で手を振る村人
いつのまにか自分の家に
たどり着いていたみたいでほら上を見上げれば灰色の空
たまっていた郵便物の
中に小さな手紙を見つけ
晴れ渡った青空の中に
キタナイ字で「大好きだよ」って
涙がこぼれたんだ
青色の涙になって
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6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
寝転んでたいのさ
正しいよね感情
夜のラット
管制塔にサーキット
それに気づいた蜃気楼
でも探してる
突き抜けたいのさ
目の前の情報
影の木馬
健康に配慮...サーキットブレーカー 歌詞
さめこうもり
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)
時給310円
廃墟の国のアリス
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BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
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曇天を揺らす警鐘(ケイショウ)と拡声器
ざらついた共感覚
泣き寝入りの合法 倫理 事なかれの大衆心理
昨夜の遺体は狙...廃墟の国のアリス
まふまふ
この喉の焼けるような痛みが
僕を襲って
ぐーっと塞いだ
思い、においが渦巻いてる空の下
喋ろうにも腫れて無力な装置は
ぎこちなくて
もっと不定の
君を試して練り出してるもうちょっと
戻らない身体
いつもの時間は過ぎてしまった...普通感冒 歌詞
さめこうもり
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