繰り返す日々にサヨナラを
告げる術が見つからなくて

『僕の交わらない世界』

変わらずに　そう　廻っていって

何万回も　もう　生まれて
何万回も　そう　死んでく
環境に掻き回され
現状に泣き出して
そう　人間は未だ
輪廻　輪廻　輪廻ってゆーの？
もう縋りたい来世（みらい）へ
今日も消えていった。

転生後の僕達は
とても上手くいく筈だった。
でも何かが僕の邪魔をして
またもや上手く生きられなかった。

転生後の世界中を
何万回も　そう　嘆いて
均衡の世界は未だ
僕だけ　撥ねつける。
そう　世界は　また
put a veto on...『veto』ってゆーの。
もう縋りたい　来世（みらい）へ
今日も消えていった。

何回だって蘇った。
ぐるぐると廻っていた。
人間の賦質は
変わらなかった。
寂しい人間の営為だった。

何万回の小世界を
何万回と　そう嫌って
境遇を糾弾して
倫理を振りかざす。
さあ　人間は　また
来世　来世　来世ってゆーの？
もう壊れた世界は
今日も要らなかった。