「ねえ、君はどこから来たの。君の名前は?」
「私はリレイナ=カグミ。リンって呼んで。別の世界から来たの」
「へぇ、じゃあこの絵本じゃないところから?」
「うん。あなたは?」
「そう。僕はレルクラ=アルナ。レンって呼んで。僕はこの世界の神の子供。」
「神の子供?」
「そう。よく地上に遊びに来るんだ。」
「へぇ~」
身分が高すぎる方に恋をしてしまった。
「いいね、神様や妖精達の身分は気ままで。笑えるよね。人間は働いているのに」
どこからか声がした。後ろを振り返るとものすごい美少女がいた。
「レンカ!」
「レン君みーっけ。あ、可愛い!。私はレリエス=ミルエル。精霊・・・妖怪?まあいいや。レンカって呼んで」
また身分が高い人。
「よろしくお願いします。レンカさん。私はリレイナ=カグミ。リンと読んでください」
「別に敬語じゃなくていいよ。リンちゃん」
「あ、う、うん!」
「そうそう、街を案内してあげる。おいで。」
そしてレンとレンカは歩き出した。
「あ、あの!」
「ん、何?」
「私、明日友達と約束・・・」
「それは大丈夫だよ。ここの世界の1日は向こうでは1秒だし」
「そうなの?」
「うん」
「つくよ~!」
「・・・わあああ~」
そこは・・・・とても豪華なお店が並んだ街だった
「甘い匂い・・・」
「この絵本のタイトル知ってる?」
「甘いお菓子と魔法の部屋。でしょ?」
「うん。あっている」
「ロマンチックだよね。」
「僕のお城が魔法の部屋。甘いお菓子がここ」
「へ~」
「もうそろそろ夕方だ。僕のお城へおいでよ」
「あ、私も~!」
「いいよ、ゆっくりしてって」

こうして私はこの世界でしばらく冒険することになったのだった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

甘い絵本の世界では 1

半分夢に出てきた出来事。こんなメルヘンな夢見るんだな・・・私も

閲覧数:124

投稿日:2012/08/01 16:18:25

文字数:715文字

カテゴリ:小説

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