「おはようリン」
朝起きてから、一番初めに自分に挨拶をするのが日課。
今日は日曜日!
ミクとその他の友達と遊ぶ約束をしています。
なんと!ダーリ・・・カイト先輩も来るんです!!
(何を着ていこうか・・・)
部屋いっぱいにぶっ散らかした服を並べてカイト先輩の好みを考えていた。
・・・・てゆうか
「あたしに一般ウケする服があるかぁーい!!!」
フリフリのワンピとかコスプレじみた服しかないよ!!
もういい・・・・
(あたしはあたし、他人の目なんてどうでもいい!!)
ぶっ散らかした服の中から一番お気に入りの服を着て家を出た。
「おはよーリンちゃ・・・・」
あたしの格好を見たミクが、目を見開いた。
「どどどどどど、どうしたのその格好ー!?」
「おはよーミク。可愛いでしょ?」
今日着たのは、フリルがたくさんついたワンピ。
しいて言うなら不思議の国のアリスみたいな格好。
「可愛いね・・・中世の少女みたいで」
「そーでしょ?」
ミクはかなりひきつった顔で言ってるけど、本音ってことにしておこう。
「あ!お兄ちゃん来た」
ミクの指差した先にはあたしの大好きなカイト先輩と・・・
「ひでえカッコwww」
うげ!!
「なによー!なんでアンタまでいんのよー!!」
憎たらしいレンがいた。
てかなんでレンがカイト先輩の隣にいんのよ!!ずるいぃ~~!!
「おはようございますカイト先輩♪」
気を取り直してカイト先輩に挨拶するけど・・・・
「ミク、お前なんで今日起こしてくれなかったんだよ・・・・」
「今日は自分の事で手いっぱいだったの!!」
また二人の世界に入ってるぅ~・・・
「カイトせんぱ・・・わ!」
いきなり後ろから髪をひっぱられた。
(誰!?)
「いっつも思ってたけど、お前のこのリボンすげーな」
レンがあたしのリボンを見て言った。
「当たり前でしょ可愛いリンちゃんのチャームポイントなんだか・・・・」
カイト先輩の方を見た。
カイト先輩は、ミクと手を繋いでいた。
(あたしがカイト先輩の事、好きって知ってるクセに・・・・)
幼なじみだからって、なんでそんな親しげにすんの?
(あ、やば・・・・)
涙出てきた・・・・
「おいっ」
「!?やぁッ・・・・」
突然、目の前が暗くなる。
「先輩、俺こいつにハンバーガーおごってきます」
「は!?あ、おう・・・・」
はぁ!?
「なに言っちゃってんのレン!」
「ッせーな。この俺様がお前にハンバーガーおごってやるッつってんだよ」
レンはあたしの手を引いて、背中を見せたまま近くのファーストフード店に入った。
「何食う?」
「・・・・」
朝食を食べた後で、お腹は全然空いてない。
「お腹空いてない・・・」
「ンだよ、おごってやろーと思ったのに。じゃあジュースでいいか」
あたしはうなずいた。
「すいません、オレンジジュース二つ下さい」
ドリンクだけだったせいか、注文してからすぐにきた。
「飲まねぇの?」
「・・・」
何も言わずにジュースを飲んだ。
「お前カイト先輩の事好きなん?」
「・・・・何をいまさら分かりきったことを・・・」
「ははッだよな」
少しの沈黙。
「よし!」
ガタッ
レンが椅子から立ち上がった。
「え、何」
「協力しちゃる」
協力?
「なんの・・・?」
「お前の恋の!!」
へ?
「お前の恋が成就するよう、この俺が協力してやるっつってンダよ!さっさとメアド教えろ!!」
レンは携帯を取り出した。
な、なんかよく分かんないけど・・・・
「ありがとう!メアドこれ!!」
あたしの恋を実らせてくれるってことね!
「おう!赤外線でな!!」
あたしはレンとメアドと番号を交換した。
「あたしの恋に協力してね、レン!」
「・・・・」
ん?
なんだなんだ?
「なに黙ってんのよ」
「・・・・・」
なんでイキナリ黙る・・・・
そっちが言い出したくせに!あたしが馬鹿みたいじゃん。
「やっと笑った」
どき!?
レンは見たことのない顔であたしに笑いかけてきた。
いいいいいきなりそんな顔されたらどきっとしちゃうでしょ!!
「っしゃあ!あの二人の世界にずぶずぶ入っていっちゃおーぜぇぇぇ!!」
いつもの?レンに戻った。
「おうよ!」
ジュースも飲まないうち、勢いよくファーストフード店を出た。
コメント1
関連動画0
オススメ作品
*3/27 名古屋ボカストにて頒布する小説合同誌のサンプルです
*前のバージョン(ver.) クリックで続きます
1. 陽葵ちず 幸せだけが在る夜に
2.ゆるりー 君に捧ぐワンシーンを
3.茶猫 秘密のおやつは蜜の味
4.すぅ スイ...【カイメイ中心合同誌】36枚目の楽譜に階名を【サンプル】
ayumin
ピピピピッ、ピピピピッ、ピピッ……。
音のなる物を手探りで探し、音を止める。
そして、目を開ける。
メ「起きないと。」
そう言いながら、もう一度眠ろうと閉じようとするまぶた。
メ「ダメダメ。このままじゃ、寝ちゃうわ。」
慌てて起き上がり、背伸びをする。
メ「みんなのために朝ごはん作らなくちゃ。今日は...記憶の赤のページ(20th前日)前編
漆黒の王子
「…はぁ………ん…ぁん、いやぁ……ぁうっ」
暗くて狭い。密閉された空間。逃げられない私は目に涙をためた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あー…蒸し暑い…
空は生憎の曇りだというのに今日はなんだか蒸し暑かった。ったく。楽歩の奴…バスの冷房くらいつけろ...【リンレン小説】俺の彼女だから。。【ですが、なにか?】
鏡(キョウ)
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨するは
齢十四の王女様
絢爛豪華な調度品
顔のよく似た召使
愛馬の名前はジョセフィーヌ
全てが全て彼女のもの
お金が足りなくなったなら
愚民どもから搾りとれ...悪ノ娘
mothy_悪ノP
あの丘よりも
ある朝ふと目覚めたら太陽はそこになかった
白いような黒いようなどんよりした雨雲
天気予報は今日もまた傘マークだけの一日
タバコを吸って一息ヤニだらけのこの部屋
夢にまで見た君との待ち合わせ
今すぐに行くから傘はいらないよ
最悪な天気だねと苦笑いする君の横
一本の傘さして肩を寄せ合った
...【UTAU 暗鳴ニュイ】あの丘よりも【オリジナル曲】歌詞
ぷっちゃん-Red Eleven-
chocolate box
作詞:dezzy(一億円P)
作曲:dezzy(一億円P)
R
なんかいつも眠そうだし
なんかいつもつまんなそうだし
なんかいつもヤバそうだし
なんかいつもスマホいじってるし
ホントはテンション高いのに
アタシといると超低いし...【歌詞】chocolate box
dezzy(一億円P)
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
華龍
ご意見・ご感想
あれあれ…?!レンきゅん…まさかのまさかの?!!!!
なんて1人で盛り上がってましたw
こっちは可愛い恋ですか!!!だんだんと進展して行ってますね~!!!
リンちゃんはカイト先輩と結ばれるんでしょうか??
そしてレンきゅんがまさかの協力宣言!!!!
頑張れリンちゃん!!!応援してるよ~!!!
リン!!!他人の目なんて気にしない服そうってどんなの?!!!!
1度…見せてくれええええ(変態か
いや、純粋に気になったモノで…えへ♪
いいなあ~!!!みんな恋して!!!*><*
おなかいっぱい!!!
続きまってま~す!!!
2010/03/28 15:46:00
どーぱみんチキン
こちらのほうにもコメを!!
ありがとうございます、ふみゅれす(´▽`*)
リンの服は中世の少女、つまりロッリロリのエプロンドレスみたいなやつですwww
あれでもワンピースって書いてる←
リンは無事カイトと結ばれるかは、後からのお楽しみです!(´▽`*)
2010/03/28 16:31:34