「将来の夢を思い描いて」 最後に出された宿題
何も思い浮かばなかったけど 漠然と何かにはなりたくて
あの日描いたのは透明な空
何にでもなれて どこまでも行ける
そう思って願った だけど
人生はそう簡単じゃなくて できないことの方が多くて
鮮明な夢を描いていた友は 遠い場所(ところ)へ行ったというのに 嗚呼
いまもう一度空を描いたなら 何色の空になるのだろう
きっと透明な空は描けない でも何色の空も描けなくて
未練なく諦められていたなら
こんなにも悩んだりしないだろう
でももう一度は怖くて だけど
遠いところへ行った友が言う
「何度だって挑戦すればいい。
諦めるその瞬間(とき)がくるまでが
お前の描いた夢だ」ってさ 嗚呼
そんな簡単に言われたって
心はもう挫けてしまったんだ
そう思って仰いだ空は…
(あの頃のままだった)
あの日描き願ったように もう一度、何度だって描こう
何にでもなれて どこまでも行ける あの透明な空を
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