私は家を逃げ出した 逃げたのは闇が支配する夜の 町(セカイ)
彼は普通に暮らしてる やわらかな光の 町(セカイ)で
交わるコトのない 相反する二つの世界  
けれど私達は出会ってしまった けして交わるコトのない光と闇の 光闇(ハザマ)で


彼はとても優しかった いつも私に微笑んでくれる
私も彼に微笑み返した とびっきりの笑顔で
そしてここは光の 町(セカイ)夜の 町(セカイ)で暮らす私には 光の町(ココ)に長く居ることはできない
だけど私は彼が好き 出来るコトなら 光の町(ココ)でずっと暮らしていたい
でも彼の気持ちは私には分からない 彼に聞くのが怖かった・・・


走った 木々がざわめく森の中を
たどり着いたのは 小さな池のほとり
私は彼からも逃げ出した
座り込んだ私の目から 涙があふれる
涙は池に注がれて やがては闇にかわってゆく
私の涙は光の 町(セカイ)を侵食してゆく ゆっくりと確実に


目の前に広がるのは 闇の世界
だけどここは光の 町(セカイ) 彼の居た町

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

交わるコトのない世界

ピアプロさんに初めて投稿させていただきました。

この「交わるコトのない世界」はTVアニメの「紅」最終話の最後の真九朗の夢の中で紫と手をつないで楽しそうだけど切なさを感じる場面を見て、自分の中に浮かんできた思いをなんとか言葉(?)にしたものです。

漢字など意味が間違っているものがあるかもしれませんが、多めに見てやってください。

閲覧数:108

投稿日:2008/06/22 17:23:17

文字数:463文字

カテゴリ:その他

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