A.
ご覧よ、ホラ。この街は 夜でも空が淡い黒
誰かが、さぁ。背伸びした ビルの光を照らすんです。
踵(きびつ)をホラ、返したら 幸せすぎる花の過去
溶ければ、さぁ。こんな今 でも美化されて行くのでしょうか?
B.
風も冷たく感じます 影が少しだけ寂しそうです
焦げ付いた匂いは何故か 胸を締め付けるのです
S.
月なんてなくても こんなにも空は明るい
そんな日もあるの そんな夜だってあるのです。
「居てもいい?」だなんて 思わせて支えてくれる
その想い汲むの そんな人だって知るのです。
A.
気付けば、ホラ。感情が 前よりずっと増えました。
時折り、さぁ。面倒に 感じるけれど良いものです。
B.
声も優しく感じます 言葉がありがたいのです
染み付いた出会いが何故か 胸をかき乱すのです
S.
星屑なんかでも こんなにも空はまぶしい
そんな日もあるの そんな夜だってあるのです。
S.
月なんてなくても こんなにも空は明るい
そんな日もあるよ そんな夜だからあるのです。
「いらないよ」だなんて 荒(すさ)んでも居場所をくれる
その想い汲むの そんな人だっているのです。
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もっと見る壱。
ほら、あちらの彼の岸
紅い曼珠沙華が揺れる
ほら、こちらの此の岸
蒼い雛罌粟もなびき揺れる
ほらほら、あちらへ?
ほらほら、こちらに?
「ホラホラ、これが僕の骨――」
愛してる、だなんて
たやすく云うんだ人間は...『骨』 *
唄界
夢が冷める静けさの中
欠けた月も、くたびれている
奇跡を待つ、こんな日に
相も変わらず、こんな空
声が弾む世界の隅で、
灯りに咲く影を伸ばした
居場所がない。
この感覚と、滲む夜を
ずっと一人でいた
空を包む輝きは...希望のまち
つなまる
揺れる水槽に 落ちて
触れる指先に 溶けて
昇ってゆく 雲を睨む
深い海の中で 月が目覚めた
青い空は 闇の中遠く
「唄うよ、アイを。」
白く光る 光、見えた。
深い海の底で 君が目覚めた
青い雪は 闇を染めてゆく
「唄うよ、アイを。」...Water room, Water moon
moff(もっふーP)
A1
愛し生けるものを 一つ 二つ 三四(みよ)と黄泉(よみ)へ
今宵も 唯(ただ)務めを果たしてゆく
逝(ゆ)く先は決まって 彼岸花の河原
B1
知らぬ 存ぜぬ 御喋り雀の舌は抜かれる
私語(ささめごと)には戸を立てろ
好(す)くも 厭(いと)うも 浄玻璃鏡(じょうはりかがみ)の仰る通りに
これか...彼岸花の路
唄界
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