真っ白な霧が晴れて最初にしたのは
どこまでも響く歌を歌うことだった
見渡す限り掴めない灰色の景色
重たい湿度が足首を掴んで離さない
私をどこにも行かせまいと頑なに
助けを呼ぶのも諦めて俯いてた
全身に染み渡って自分も霧になりそうで
それを抗う気持ちすら潰えていて
誰かがいて欲しいとも思わなくなって
自分がいて欲しいとも思えなくなった
それが当たり前になる以前に思考が鈍化
ここがどこかを考える前に希望は終焉
現実か夢か天国か地獄か私か他人かも
考える必要なんてどこにも無かった
頭の中に意味だけが浮かび上がる
「イマウタイタイ?」ただ眺めてるだけ
頷くことも首を振ることも出来ずに
うたうってなんだっけどうするんだっけ
遠い昔にしていたような曖昧な記憶
呼吸すら忘れそうな私には多分無縁
「ウタハキミヲワスレナイ」ねぇ誰なの
勝手に頭の中に刻んできて失礼だな
鬱陶しい身勝手な情報共有やめてよ
霧の中で重たくて苦しくて動けない
正義のヒーロー気取るならよそ行って
私はもう霧と自分の境目が分からない
今までもそうだった誰かが私を見下ろして
可哀想だねって手を引こうとするけど
みんな「助けてあげる自分」を見せたいだけ
自己満足とプライド満たすエサになるだけ
私を見ている人は誰もいなくなった
私自身も見られないなら無理でしょ
他人のために不利益を被る義人はいない
その方が清々しくてどうでもよくなる
首元に生ぬるい風が漂ってくる
振り返る気力も無いまぶたは重い
ただ薄暗さが徐々に白みを帯びた
どこかで霧の引き裂かれる音がした
急に霧が晴れるまぶたが軽く開いて
目の前に何年ぶりかの色を捉える
こうなった理由や原因を考える前に
気が付いたら大声で歌ってたんだ
寂しさも驚きも虚しさも切なさも
どう言葉にして良いかわからなくて
歌でしか表せないものがあって
歌でしか伝わらないものがあって
この自分の存在が歌に溶けていって
自分が歌なのか歌が自分なのか
考えてる余裕も無いまま口が開く
急に肺が弾んで枯れた喉が唸る
声が自分を許すように抱きしめて
音が体を労うように解していく
ずっと前から当たり前のように
心地よい音色がどこまでも響いてく
霧に埋もれた悪夢はもうおしまい
晴れた空が輝いて拍手を送る
霧に埋もれた悪夢はもうおしまい
晴れた空が輝いて拍手を送った
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