「アミリ、今日も、歌、宜しくね」
「はい!!」
私は、VOCALOIDのmiki。
アミリと呼ばれている理由は、アリーのmiki。そこからアミリ。という名前になった。
私のマスターは、キルネアリー。
私は、ずっとアリーのところで歌い続けてる。
「ねえ、アリー。私、アリーの作る歌。大好きだよ」
「うん、有り難う」
アリーは、私にいっぱい歌をくれる。
特にここ最近は作るペースが一段と速くなった。
そして、少しアリーがやつれてきた気がした。

アリー

私は、ずっとアミリに歌を作り続けてる。
それが私の生きがいだから。
私は、病弱で、病院に行く事も出来ない。だからこそ、今、アミリに沢山の歌を歌って欲しい。
ピーンポーン
「あ、ごめん、アミリ、じゃあ、スタジオに行ってて」
「あ、うん、分かった」
ガチャ
私はドアを開けた。
「ラル、冷菜、トーヤ、菜香」
「久しぶり、アリー」
「やっほ!!アリー!」
「よ、アリー」
「久しぶりだね、アリーちゃん」
懐かしい友が、此処に来ていた。
「来てるのなら、早く言ってくれれば良かったのに」
「いや~、ちょっとサプラーイズ!!見たいな感じでしたくてね」
「もう、4人とも・・・・っ!!」
「大丈夫!?アリー!!」
いきなり体がふらっとした。
「だい・・・・じょう・・・ぶ」
「大丈夫じゃないよ。何、無理してるの。アリーが居なくなったら、私達も、アミリちゃんも、困るんじゃないの?」
ラルが、そう言った。
「でも、私には、病院で手術を受けるお金なんてないし、遠くて行けないもん」
「だからこそ、私達は来たんだよ」
「そうだ、皆で、アリーを助けようって、来たんだからな」
「そうだよ、ね、アリーちゃん、あと、アミリちゃんにも、本当の事、言ってないんでしょ?ほら、言って来なさいよ」
「うん、分かった。アミリ!!」

アミリ

そして、私は、本当の事を知った。
「そうだったの・・・・・・」
「ごめんね、今まで言ってなくて」
突然言われて、戸惑いを隠せない。でも、口はこう言葉を紡ぐ。
「いいの、本当の事、分かったし」
違う、私はこんなことをいいたいわけじゃない。
「でも、アミリ、大丈夫だよ、私、病院で、手術を受ける事にしたの、しばらくのお別れだけど、アミリなら、大丈夫だよね。じゃあ、私、今から行って来ます。ラル、冷菜、トーヤ、菜香、アミリの事、しばらくよろしくね」
「うん、分かったよ、アリー」
「元気になって、帰って来てね」
「ラルさんが心配してるから、早く帰ってこいよ」
「いってらっしゃい、アリーちゃん」

「いってきます!!」

でも、この話は、これだけじゃ終わらなかった。
アリーが手術で入院している間に、こんな事が起こった。
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
「アミリ!!どうしたの!?」
ラルさんが駆け込んできた。
「これ・・・・・!!冷菜、これはララのバグと同じ!!このままじゃ、亜種になっちゃう!!!!」
「嘘、そんな・・・・・・」
「ラル、冷菜、どうするの・・・」
「どうしようも・・・・・ない・・・・・・」
「そんな・・・・・・」

そして、数週間後、アリーは帰ってきた。
「そんな事が・・・・。・・・!!まさか!!」
「どうしたの??アリー」
「実は、前にアミリに変なデータが見つかったの。それは、消そうとしても、消えなくて」
「データフォルダの名前は??」
「・・・・その名前は・・・・avc」
「そう・・・・」
avc、恐らく、ラルのやっている計画。
AV計画の名前だ。
何故、バグデータの名前が、avcなのか、それは、今の私達には分からなかった。
ただ、今はアミリがAVになった事。亜種に、なった事が、此処での事実。
教えて下さい。
一体、亜種って何でしょうか・・・・・。

「アの、ルンさン」「どうしたの?ネガイ」「人数、増エていきマスね」「あ、うん、だね」byネガイ、ルン

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

真音家シリーズⅡ 8話少女アリーのVOCALID

謎のバグデータ。avc。
一体なんでしょうね。
ラル達のAV計画に何か関係してる事は確かですね。
このことは、ノートに書いた原作には無い設定です!
これから後付で作っていきます。
次のテキスト、解釈小説になると思われます。

閲覧数:31

投稿日:2011/07/25 11:23:08

文字数:1,636文字

カテゴリ:小説

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