2人で1つ、1つで2人。
離れても離れられず、ただ隣に居る。
だから、楽しさも半分、哀しさ半分。
2人で1つのうたをうたおう。
さあ――双子のうたを、唄おう。
☆
ということで。
ミクは、友達をつくるために、頑張ることにした。
いろんな理由があって、ここに来た子達。
だけど、普通の子達。
ミクはそんな子達と友達になれることにワクワクしていた。
「何してんのー?」
1日に一回は、みんなに声をかけるようにしている。最初と同じで、リンレンはミクをいじって2人で話し始めるし、カイトは短い返事しかしないし、メイコにいたっては完全無視。
だけど、それでもミクは笑いかけていた。
教室を移動してから、1週間が経った。
そんなときの下校途中、寄り道をしていると、遠くにそっくりな黄色い髪が見えた。いつものように手をつないでいる。
ミクはそれを確認すると、嬉しそうに走りよった。
「リンちゃん、レン君っ。」
すると、2人は同時に振り返った。
「あ。」「あっ。」
そして、2人で同時に声を発する。
相変わらずすっごいピッタリだなあ。
とか思いながら、立ち止まった。
「お家、こっちの方なの?」
ミクが訊く。
「別に関係ねーじゃん。」
レンはそう言う。
「そう?どの辺に住んでるの?」
「関係ない。」
レンは即答する。
「家族は?」
「うるさい。」
レンは、リンの手を引いて歩き出した。
リンは、少し後ろを向いて、ミクに手を振ってくれた。
ミクはリンに振り返す。
「んー。どうしたもんかなあ。」
ミクは溜息をついて、家に向かって歩き出した。
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6.
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小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
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命に嫌われている
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諦めないで生きろよ。」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。
kurogaki
Hello there!! ^-^
I am new to piapro and I would gladly appreciate if you hit the subscribe button on my YouTube channel!
Thank you for supporting me...Introduction
ファントムP
意味と夢と命を集めて
作られてしまって身体は
終わった命を蒸し返す機械らしい
【これは彼の昔のお話】
人一人は涙を流して
「また会いたい」と呟いた
ハリボテの街の終末実験は
昨日時点で予想通りグダグダ過ぎて
その時点でもう諦めた方が良いでしょう?
次の二人は 街の隙間で...コノハの世界事情 歌詞
じん
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