“私の声に”

“届かない空に”

“私は狭い路地に”

“一人で居た”

“そう、私は貴方と出会う前ずーとそこに居たから”
“私は、この狭い路地で毎日歌い続けたんだだから…”




















“俺の声に”

“届きそうも無い空に”

“誰も知らない、黒い世界が俺は居た”

“ある日、君は狭い路地で歌を歌って、俺は世界が変わった様だ”

“そう、俺は君に出会ってから、君とバンド組もうって決めたんだ!”
“そうこれから「アイワアワズ」って曲を作る為なるとも知らずに…”












 私は初月(はつつき) みくね。作詞に作曲とヴォーガルしている。16歳。
 今は何人かで組んで歌を歌っている。
 ギターは鉦呉(しょうご) 隆弘(たかひろ)さん。
 べースは三崎(みさき) メイアさん。
 ドラムはカイルさん。
 私入れて4人で活用している。
 私はある日、新曲を考えていた。
 新曲…毎回これを頭痛めていた…
「新曲、どうしよう…曲名も浮んでこないよ…」
 その矢先に電話がかかってきた…電話はメイアさんからだった。
「もしもし…」
『みくね?ごめん!?新曲考えている最中にね…』
 メイアさんはいつも解っていた。
 いつも私は新曲考えている度にメイアさんから電話してくれているから
「いつもすみません(汗)」
『良いのよ!私はね!?そうだ!?みくね』
 メイアさんは私にこんな質問持って来た。
『みくねは誰かに愛されたりとか恋した事ある?』
「え?どう言う意味?私はそう言う経験した事ない…」
『だよね…』
「何で?今これ聞くの?」
 電話の向こうで悩んでいたメイアさんが答えた。
『みくね…あのね…隆弘とカイルがね。みくねが気になっているらしいよ』
「え?私が!?私は…あの二人事はバンド仲間しか見てないし、私は歌う事も歌詞作る事も音楽作る事も好き」
 私はその後に寂しそうにこう言った。
「私の家はこんなに許してくれないよ…」
 そう、私の家は社長令嬢歌う事とか音楽作って居くれるのが許しくれたけど…
 私には許婚が居たから…
『みくね?』
 私はメイアさんの一声に我に戻ったって感じだった。
『みくねの家の事聞いた事ないな~聞かないで言ってたけど、私だけ聞かせて?』
「メイアさんごめんね…言いたくないんだ…言ってしまえば音楽の世界に来れなくなるから…」
『?どう言う事?』とメイアさんは驚いた。
「メイアさんごめん…そろそろ寝ないと怒られるから…じゃーおやすみなさい」
『そうか…おやすみ…みくね…』
 私は携帯を切った。
「みくね~♪おはよう~♪」
「ぐみり、おはよう」
 立川(たちかわ) ぐみり。私の幼馴染社長令嬢の1人。そしてお互いの会社を運営して管轄持っている。
「みくね~♪新曲楽しみしているよ~♪」
「ありがとう、楽しみにしてて♪」
 お昼の頃だった。いつも友達と一緒に食べている。
「いつもみくねのお弁当豪華だね♪」
「そうかな?」
「うちの家はこんな豪華なお弁当ないもん(泣)」
「流石、かなり有名な名の誇る社長令嬢だわ♪成績優秀にスポーツ万能♪そして誰でも愛されるヴォーガルと作詞作曲」
「それは言わないでよう~(困)」
 いつもこんな日曜生活だった。因みにメイアさんも同じ学校にいる




 俺も名前は神式(かみしき) 嶽(がく)17歳。極々普通の人間。でも、俺は人と違うのは俺は有名な会社の社長の息子だった。正直社長令嬢の許嫁だからな。
 俺は、音楽とか全く知らないし、許嫁の事も全く知らない。
 だけど…俺は何であの家に婿として行かなければならないのか彼女に出会うまで解らなかった。
「おお、嶽!」
「おお。庄司!」
 こいつの名は高木(たかき) 庄司(しょうじ)だ。俺も幼馴染だ。結構気前はええ奴だけどな。
「なぁー嶽。あの許嫁さ。結構この辺では有名だぞ。可愛いし、曲のセンス良いし、それに歌の良い!?俺大ファンだよ」
「でさ、何で俺に言うんだよ!!いつもいつも!!」
「何良いって居るんだよー許嫁でしょう?こいつあげるから聴けよな!?」
 庄司から1枚にCD貰った。
「だから、いらねーてば!!」
 と俺は庄司にCD返そうと思ったら。
「おいおい、嶽!何してんやい?」
 と言う奴は後藤(ごとう) 秀貴(こでたか)だ。こいつはちっと変わり者である。
「あれ?これってみくねちゃんのCD?」
「おお!みくねちゃんって解るか!?」
「解るぜ!?みくねちゃん可愛いよね♪」
「でしょうでしょう?」
 庄司が俺の方を見て。
「みくねちゃんのCD絶対に聴けよ!?」と言って学校に向かった。
 俺はみくねにも興味なかった。
 放課後、俺は庄司に貰ってCDを聴いた。
 そしたら、それはみくねの歌が流れたら。



      「だから 私は此処にいるから

       私は涙なんか見ていない


       でも 此処にいるのは

       辛いでもある


       君となら 私とね

       私には 全て心に奉げ様

       心から 貴方の全てが

       永遠にあるから…」


 これがみくね?
 なんか凄い…って思った。
 だって、俺は何も興味無かったのにこれは凄いって思った。
 1つの曲に此処まで思い詰めるって言うのは凄い。
 1つの曲に短い言葉で詰め込むも凄い事だ。
 で、曲名はあった。「リアネルス」って曲だった。
 俺は1人の放課後教室に居た。


 俺は、そんな帰り道の事だった。
 誰かが走って居た。
「きゃっ」
「わっ」
「すみません…急いでいたので」
「こっちこそわりー。周り見てなくて…大丈夫か?」
 俺は手を差し伸べた
 彼女は「大丈夫です」と笑顔で答えた。
 これが俺達の出会いだった。
「このCD…」
 彼女は少し出てたCDを見た。
「あー。ダチが煩くて進められたのさ…もしかしてこのCD知ってるの?」
「知っているの何も私がそのCD歌ってたから…」
「ふーん…ってえーー!?」
 ぶつかった彼女がみくねとは俺はしならかった。
「そんなに驚かれても(汗)」
「あっ…わりー…あまり音楽の事は知らなくね…」
 みくねがクスクス笑っていた。
「こんな人貴方で初めて見たよ」
「そうか…」
 みくね、一目見た時の印象は可愛いと思った。そう、俺の許嫁だった…
「貴方のお名前は?」
えっ!?名前…
「名前は…神式 嶽だ…」
みくねは驚いた。
「貴方が嶽さん…?お会いしたかったです…」
「俺も…だ」
「嶽さん、これから私を応援して下さい」
「おう…みくね、するよ!みくねの歌好きだ。」
「ありがとう!そろそろ帰るね」
「おう!気を付けて帰るんだよ」
「うん」と言ってみくねと別れた。
俺の家は着いた。
家の中に「ただいま…」と言ったとたんになんと
「こら!嶽!!」と親父がやって来た。
「何や!親父!?」
「あれ程初月と会うなと言ってだろう!!」
「はっ?初月の人間初めて会っただけどよ!!偶然にぶつかっただけだ!!」
突然、ベルがなった。誰かと思ったら…
「神式さん、良いですか?」と初月の人がやって来た。
親父は吃驚していた。さっきの激怒が嘘の様に。
「ああっどうぞ」
初月の人間は俺の顔を見てニコッと笑った後に「嶽君をお借りして良いかな?暫くね」
「「はい?」」流石に親父と俺は吃驚だった。
そこでみくねがフォロしてくれた。
「お父さん!それは何もやり過ぎだよ!!」
「みくね、お父さんはねみくねの将来の為言っているんだよ」
みくねは困ってしまった。その後にボディーガードが来て遠慮なく俺を連れていった。
親父はポカーンと空いてしまった。
初月の所の車の中。
「嶽君、やっと会えたね。暫くの間私の屋敷で休んでくれたまえ」
「誘拐みてーな事すんなよ!!」
「はつね、着いたらお部屋に案内しなさい」
「お父さん!!」
 はつねの家の親父さんはとても変わり者だった…
「なぁ…何て呼んだら良いのか?」
「みくねで良いよ」と彼女は笑顔で言った。
「じゃー、みくね。お前の親父さんってこんな感じなのか?」
「ええ(汗)いつもこんな感じだよ(汗)」
 俺はこんな親父が居る事に驚いた。
「ごめんなさいね…お父さん『許婚出会ったら家(うち)に連れて行くんだ』って張り切っちゃって…」とみくねが苦笑いして笑った。
 俺も釣られて苦笑いした。
「嶽さん、優しい人ですね」
「えっ?そうか?初対面の人にこんな事言われるとわね…ありがとう」
 俺達がこうして音楽関係で進んで行くとはその時解らなかった。
「嶽さん、何であまり音楽の事は知らなかったの?」
「…親父が嫌いだったから…」
 それを聞いたみくねの親父は「そう言えば、柾(まさ)はこれだけは嫌いだったな…学校の授業も嫌いでどっか行ってたよ」と語った。
「あの親父が?」
 そう、俺の親父は神式 柾って言うんだ。俺の所は大きな印刷会社だった。俺の親父はあっちこっちから話は持って来る程俺の所は結構有名らしい。で…俺の親父は結構頑固だ…
「柾はねと言うより私の事自己紹介しておこう。私の名は初月 孝義(たかよし)だ。私の所は音楽関連の大きい会社をしているんだ」
「そうなんすか…」
 俺は暫くみくねの家にお邪魔する事になった。



 みくねの家に着いた。
「流石に大きいな…」
「私、これでも社長令嬢だからね(汗)」
「そうみたいだね(汗)」
「さぁーさぁー上がって」と孝義さんが言った。
 入った途端に凄い人にお出迎えしてくれた。
「お帰りなさいませ、ご主人様にお嬢様。こちらは?」
「今日から暫くの間居候する神式 嶽君だ。宜しく頼むぞ」
「はい。かしこ参りました。」と執事がお辞儀をした。
「嶽様。ようこそう、初月の屋敷まで。ごゆっくりお過ごし下さいませ」
「…そう言えば服がねぇー」
 孝義さんが「これかね?」と出してきた。
「はい?何であんたが持っている訳?」
 そして、強引に連れ去られた。
「ごゆっくり、お過ごし下さい」
 俺とみくねと2人きりになった。
 それて、みくねから言い出した。
「ごめんなさい…」
「気にしてねぇーし…」
「本当?良かった」と笑顔で言った。
「家のお父さん、結構変わり者で(汗)」
「そうみたいだな」
 沈黙が続いた。
「なぁー?(あのー?)」俺達がハモった。
「嶽さんから言って下さい」とみくねが言った。
「じゃー…俺さ…どっかの部屋で寝る…」
「その方がよさそうだね…」と瞬間電話が鳴った。
 私はは携帯を取り出して「もしもし」と言った。
『みくね?』
「カイルさん?」と私は驚いた。
『みくねんっち来て良い?』
「何で?急に?」
『話があるんだ』
「ごめん…私の家に来てはいけない」
『みくね!?』
「私は、カイルさんの事も隆弘さんの事も思ってないから…ごめんね…切ります…」
『おい!ちっ…』私は電話を切った。
 俺は申し訳なさそうに「誰?」と聞いた。
「カイルさんってバンドの人」と切なそうに言った。
「そうだったのか?」
 俺はみくねの部屋にあるCDに気が付いた。
「みくね…他に歌っている曲あったら聴きたいな…」
 俺は馬鹿だ!?何でこんな時にこれ聞くんだろう?
「CD?良いよ」とみくねは笑顔で言った。
 そう言ってみくねはCDを取り出した。



 俺は暫くみくねの今まだ出した曲を聴いていた。
「良い曲だな」と俺は言うと…みくねは何か曲作りしていた。
 俺は暫く音楽聴きながらみくねが音楽作っているも見ていた。
「嶽さん…」とみくねは驚いていた。
 みくねのその姿を見て「あっ!わりー…邪魔よな…」と俺は言った。
「そんな事何ですよ。そうだ少しですが…嶽さん聴いてくれません?」
「えっ!?俺音楽の事全然解らねーよ(汗)良いのか?(汗)」
「嶽さんに聴いて欲しいんです…」
 そう言って、俺は聴いている曲を途中で切ってみくねが作っている曲を聴いた。みくねの作っている曲を聴いて、俺は決めた。
「みくね…俺!音楽の勉強するよ!!」
 俺は何でそう思ったのか解らねーけど…多分みくねを知りたい気持ちと興味なったかもしれん…
「嶽さん…私も協力しますわ」
 今、俺とみくねは繋がっている様な気がした。
「今日は遅いから明日にしましょう♪」
 明日から音楽の勉強を始める事のなった。



 次に朝。
「みくね、おはよう」
「おはよう」
 俺はみくねの部屋に居た。
 今日は学校休みなのでみくねと共に過ごす事になる。
 メイドが入ってきた。
「みくねお嬢様と嶽様おはようございます」と一礼した。
「春、おはよう。私の専属メイドの春だよ」
「春って言うんだ…おはよう…今日から宜しく…」
「はい。春 千春と言います、宜しくお願いします。お嬢様と嶽様、お食事の用意出来ました。今日の朝食はコーヒーかアールグレーチィー用意しております?後スコーンとブリオッシュ焼けていますけどどういたします?」
「じゃー…私は砂糖なしのミルク入りのコーヒーとスコーン」
「じゃー…俺は…アールグレーチィーとブリオッシュ頼む」
「かしこ参りました」と春は一礼して部屋を出て行った。
「どっか着替えます?」とみくねが尋ねて来た。
「ああっそうだな…向こうで着替えて行く…」
「解りました」
 俺達は着替え終わって、食事に向かった。
「なぁーみくね…何でバンドやろうと思ったん?」
「何でしょうね…音楽は好きで始めた事だし、それにねいつかは音楽に仕事に就きたいと思ってる」
「例えば?」
「アーティストか歌手」
「スゲー!みくねなら出来るよ!!」
「ありがとう」
「お嬢様」と春がやってきた。
「あら、春?どうしたの??」
「旦那様がお呼びです…」
「お父さんが?」
「それも…」と言って俺をチラリ見て「嶽様もって」俺も吃驚(びっくり)して「おっ俺も?」と声を上げた。
「食事の後旦那様のお部屋まで来てくれって事で…」
「解ったわ」
 そう伝えて春は去っていった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アイワアワズ ~陽~ No01

 アイワアワズ~陽~って小説はメインボカロキャラの名前を使った設定しております。

 あらすじはと言うと…
 音楽の道を歩んでいる初月 みくね(初音 ミク)。彼女は作詞作曲そしてヴォーガル。彼女はバンドも組んでいる。
 でも、みくねはバンドメンバーが誰もみくねが社長令嬢って知らない。みくねには許婚が居た。
 その許婚とは…神式 嶽(がくぽ)である。彼は音楽の事は興味がなくて父親が音楽嫌いだった。他の人と比べて嶽は音楽の事は全く程知りませんでした。嶽はある日学校の友達にみくねのCDを貰って放課後にみくねのCDを聴いて、嶽はみくねの事少し興味を持った。その帰り道にある切っ掛けにみくねと知り合う事になった。
 そして、嶽は音楽の道を歩む事になったのである。みくねと嶽は音楽を通してお互いの距離を縮まるそして…
 そんなあらすじとなってます。

 アイワアワズ小説版を最後までお楽しみ下さい。
 今回の小説はバンド系の恋愛もの小説となっています。
 最後までお楽しみ頂けると嬉しいです。

No01終わり
No02に続きます♪お楽しみ

閲覧数:104

投稿日:2012/12/09 00:12:13

文字数:5,803文字

カテゴリ:小説

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