たとえそれが間違っていたとしても私はそれを選ぶでしょう
一人苦しい夜を過ごすのは誰だって寂しいから
時には甘えてしまうでしょう、きっとあなただけではない みんなそうだから
そんなずるいあなたを許してあげて、その罪は全部私が背負うから
私が暗い夜を切り裂いてあなたのもとに星束を贈りましょう
そしたらきっと寂しくないから、辛くないから
大丈夫と私は笑うから、どうか目を開けず笑いかけて
ほら、綺麗なものを見に行こう、
もう汚れた世界は見ないでさ、あとは私が請け負うよ
そしてどうか余裕ができたなら、その時は少しだけ私を思い出してよ
それだけでいいんだ、何も焦る必要なんてない、好きに生きてよ
そしていつか、誰も泣かない誰も責められることのない世界にいって、どうか私を忘れてください
私の嫌いな私をどうか嫌って、あなたの物語から綺麗に消して
そこに新しい道をひきましょう 迷わないよう一本道を
わかっているから 言わなくていいよ 今はまだ
いつか言葉にしたくなったら言えばいい、それまでは誰も知らないよ
大丈夫大丈夫と私は言う、 泣きそうな顔であなたは笑う
いつから歪んでしまったのでしょう、いつから嘘が日の光を浴びたのでしょう
きっと誰も知らない、あなたも私も
知らずに知れずにまた嘘をつく 哀しい物語
自己満足に押しつぶされて周りが見えなくなったあの人も 人の顔色ばかり窺うあの子も
私と同じように都合のいいこの世界で居場所の一つや二つ探していたでしょう
まだ見つけられずにさまよっている哀れなあの子は私でした
きっとまだ誰も気づいていない 気づかれる前に逃げましょう あなたに見つかってしまう前に 荷物をまとめて暗い道を走り抜けよう あなたの苦しみと涙を持って
暗闇に消えてしまおう
まだ間に合う大丈夫、私はまたそう呟いて笑うの
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