眠れない夜 目が覚めた
時計を見ると まだ午前2時
暑さに顔を しかめながら
扇風機を点けた
生暖かい 風が吹き出し
僕は枕元の煙草に手を伸ばす
「吸いすぎはダメだよ」なんて
君の声が聞こえた 気がした
ああ どうしてこんなにも寂しい
夜に 君はここに居ないんだろう
ああ どうしてこんなにも悲しい
朝が 来るのが僕は怖いのに
煙草を灰皿に 押し付けて
君の好きな 音楽を流す
透き通った その歌声は
僕には出せない声だ
窓から少し 冷たい風
ライターの火が消えてしまう
君の声がまた聞こえた気がして
煙草を箱に押し込んだ
ああ どうしてこんなにも静かに
君は どこへ消えてしまったんだろう
ああ どうしてこんなにも空しい
部屋に 僕だけ残したのだろう
もう一度 叶うならば
君のことを 抱き締めたい
そのまま手を引いてどこか
遠くへ 行ってしまいたい
ああ どうしてこんなにも優しい
君を 手放してしまったのだろう
ああ 今君は何を思い何を感じ
何を 愛しているのでしょう
せめて 僕と同じでありますように
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