ねぇ。
自分は、もしかしたら消えた方が良い存在なんじゃないかって思ったことはない?

自分が消えた方が、世界は綺麗になるんじゃないかって……―――。




炉心融解 ~melt down~




君のために。
君のために僕は消えなきゃ。

僕がこの場にいることが過ちなんだ。

だから早く、飛び込まなきゃ。

核融合炉に……。







「はぁはぁ、はぁ……」

何段もの階段を駆け上った。
エレベータは使えない。
私を追う人間がいる。

早く、飛び込まなきゃ。

実験室の隠し扉の中にあった鍵。
ナンバーの解読は時間を要した。

この鍵は、起動室の鍵。
ここのスイッチを入れて
稼働させればいい。
それだけだ。
大丈夫。
うまくいく……。

そう自分に言い聞かせ、更に階段を上る。


「鏡音リンは!?」
「恐らく融合炉に……」
「何としても食い止めろ!」



ずっと階下で聞こえる、階段を上る音。
螺旋階段の壁の窓が開いていて、そこに夕暮れの陽が射し込んでいた。

涙が止まらない。
嬉しいのか、悲しいのかも分からない。

ただ、涙が零れた……。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

炉心融解 ~melt down~

炉心融解の小説を作ってみました。
…話がまとまってない!

すみません。
恐らく続きます(笑)

閲覧数:324

投稿日:2009/09/17 20:45:37

文字数:480文字

カテゴリ:小説

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  • あかさたえいや

    あかさたえいや

    ご意見・ご感想

    まさか炉心融解を小説にするとは…(ピアプロではこういうの普通なんですかね?初心者なもので、)
    曲とリンクしていながらもオリジナルになっていて惹かれます。
    私も炉心融解好きです。

    2010/11/05 02:30:23

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