自称うたうたいヒーロー

小さい頃夢見ていた　憧れのヒーローは
街を襲う怪獣を　やっつけるような
いつからだろう　そんなものに「なれない」と感じたのは
「ならなかった」　自分から目をそらしてた

今の僕が出来ることは　拙い　こんなうたを唄う
好き勝手に　ヒーローを演じることだけ

愛を唄え　うたうたいヒーロー
この想い　この声を届けるんだ
たった１人　広い世界で
泣いてるキミが　救えればそれだけでいい

いつからだろう　世に蔓延る自称ヒーローたちは
我先にと　言葉のナイフで切りつけてく
待ち望んでた声がなくても　「待ってました！」と現れて
自分の正義を　相手の正義に振りかざす

攻撃して　人を傷つけて笑ってる　そんなんじゃなく
人を守るヒーローになりたいだけ

愛を叫べ　うたうたいヒーロー
大それた事なんか　言えないけど
聞こえているかな　キミに唄っているよ
だけどね　やっぱり　ちょっとだけ恥ずかしいな

自己満でも　罵られても構わない
キミが笑顔になれるなら　それがヒーローっていうもんだろ

ヘタクソな　こんなうたでも
唄うよ　それが僕の全てだから
傷ついた心を癒すような
優しいヒーローになりたくて

愛を唄え　うたうたいヒーロー
この想い　この声を届けるんだ
たった１人　広い世界で
泣いてるキミが　救えればそれだけでいい

今日も　自称うたうたいのヒーローは唄う