この肩に背負いし なんて軽やかな糸
繋がる先は 繋がる筈も無い彼の人

懺悔は出し尽くした
ならば
纏う迷いの衣脱ぎ捨てて
この身焼き尽くす焔へ飛び込もう
後戻りなど望んではいないよ
願いは ただ


あの夏に触れた とても温かな夢
泡沫の甘美 口端に宿った笑みは現(うつつ)

希望は遠く去り往く
ならば
揺らぐ風を自ら抱き寄せて
頬を撫ぜる思い出にさよならを
あなたは悲しむと知っていても
思いは 此処


紅い灯火(ともしび) 今 迎えに行くから


後戻りには遅すぎる
されど
震えるこの身体抱きしめて
足枷を捨てる勇気を下さい
悲しいだなんて気付かなかった
願いは ただ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

しらおに

タイトルは漢字にすると「白鬼」
修羅にも鬼にもまだなりきれない
けれど、大切なものを取り返したい――
という勝手な造語ですね。
「半修羅」ってのと迷いましたが(笑)

和風テイスト目指して玉砕。
リベンジします!

閲覧数:165

投稿日:2008/05/15 04:48:08

文字数:290文字

カテゴリ:その他

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