湿気た土と 崩れたかけた祠
こんな場所で 秘密の待ち合わせかしら?

麦藁帽 真白のワンピース
私はそう 彷徨う亡霊よ
なんて

逸る心 ちょっと早すぎたなら
私とお話しましょう

花の火は 今日の日も過ぎた日も
また来る日も ずっと綺麗なまま
過ぎてく時を引きとめもせず
今日は貴方の為に咲いてくれる


黒く焼けた無骨な手を取って
燥ぐ子供 出店の屋台へと駆ける

迷う心 踏み出せないなら
昔話をしてあげる

私には今でも 解らないようなこと
あの日君は知ったような顔で呟いた
綿飴の香りが 甘くて咽せ返る
愛しさの向こうに その顔隠れてた

こんな日が来ることも
君は知っていたの?

花の名は きっと誰も知らないで
色褪せてく 振りに騙される
大嫌いも 大好きも 溢れてた
その全てを 置き去りにして


嗚呼 透明になってしまったのは
私じゃなくて 本当は君だったのかな?
もう さよならさえ 告げられないけど
あの時は夢じゃない


ねえ 一つだけ 私から我が儘を
もう直ぐ此処に来る筈の貴方の
大切な誰かと 二人きり
洞窟のような町を抜け出して

花が実を付け やがて落ちるまで
ずっとずっと ずっとずっと
変わらないものを抱き締めていく
そんな姿を 何時か見せに来て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

イデアの亡霊、夜祭りの音を遠く聞きながら 歌詞

『イデアの亡霊、夜祭りの音を遠く聞きながら』の歌詞です。
曲はこちら↓から。

niconico:http://nico.ms/sm33780574
YouTube :https://www.youtube.com/watch?v=1qJP2dARsHg

閲覧数:121

投稿日:2018/09/03 21:21:34

文字数:542文字

カテゴリ:歌詞

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