少し風通しが良くなった部屋と胸とが
大切だったものだけ抜き取っていくんだ

あれだけあったダンボールも
無くなると少し寂しいもんだな
ぬるい風が頬を撫でる時、
今更だけどさ、やっと気付いたんだ
幸せの名前は君だったんだな

ねえ、さよならいつかまた出会う日まで
そんな綺麗事は一つもないんだよ
当たり前だったからさ、
思い出なんてないんだよ
私を見ないまま、行って


明日からまた別の暮らし、
時間だけ過ぎた
眩しいくらいの夕焼けが
私を照らした

狭かったはずの1DK
溢れたなにか
すれ違いが重なって
幸せは色褪せた

一番記憶に残るのは匂いなんだってさ
君の匂いは私と同じ
洗剤の匂いだ、ずっと一緒だったんだ
日常に溶けていなくなっちゃうかな

あぁ、不幸を世界に悟られないように
誤魔化して笑うのは不幸になるのかな
これでさよならだから
優しさなんていらないんだよ
涙を見せないで、行って

ねえ、君が根付いた心が痛いんだ
色のない世界、すれ違う体温
抜け落ちた愛を、拾うのは私だ
涙を見ないまま、行って

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

1DK 歌詞

1DKの歌詞になります。

閲覧数:192

投稿日:2019/12/24 00:58:08

文字数:457文字

カテゴリ:歌詞

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