【冒頭】
あてもなくさまよってた
むねをしめるぎんこうにおわれ
みちていくそのしょうそう
くずれおちるペルソナは
やさしくうそぶく

【A】
まぶしいほどわらう
あのひのきみがさしだした
かぼそいてのねつは
いびつなぼくをゆさぶった

【B】
はじめてのねつりょうにとまどううでがふるえた
どこまでもつきまとうつきあかりのした

【サビ】
いきをひそめうずくまって
ただよあけをこがれてる
くもがかくすこのまぎわに
どうかぼくからとおくとおくにげさって

【A】
かなしそうなかおで
すくんだきみがせをむける
ひきつるつめあとに
いとしさだけがくすぶって

【B】
いとわれたむなしさによりそうねつにうかされ
いつまでもつづけばとあわいゆめをみた

【サビ】
こえをからしむねをしめる
そのなまえをむせびよぶ
ぼくがきえるそのいまわに
どうかおねがいはやくはやくにげきって

【C】
おもいくももながされ
つきはまたしんくにみちる

【サビ】
うすくてらすつきあかりが
このけものをさらけだす
きみにとどくそのまぎわに
どうかぼくからとおくとおくにげさって

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Beast of Gévaudan

それは、ヒトにもケモノにも
成り切れない哀れな生き物の、
最初で最後の「恋」だったーーー


歌詞募集されている音源を聴いて、
世界観が先走ったので。
サビの仄かな疾走感とかすごく好きです。

【補足】
ジェヴォーダンの獣は、18世紀のフランスに出現したオオカミのような怪物です。
被害に遭ったのは60〜100人くらいと、地方の怪物話にしては規模が大きく、外見的な特徴もマチマチだったりして「何らかの機関の陰謀では」といった説もあります。

狼男に便乗して手を汚し続けた「誰か」がいたんだとしたら、それはとても苦しくて孤独な日々だっただろうなと。

流れ者として敬遠されていた少年。
【任務】の為に決行日である満月を待って身を潜めていた彼は、市場で親切な1人の少女と出逢う。
初めて人として扱われた喜び。少年と少女の淡い恋。
ーー迫り来る、満月。
「逃げてくれ」と言えないまま訪れたその夜、少年は、愛しい名前を叫んだ。

みたいな、妄想です。

閲覧数:417

投稿日:2018/05/24 01:22:17

文字数:478文字

カテゴリ:歌詞

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