白い息 凍える指先
澄んだ空に 心も凍る
さっきまでの 君の体温
一秒後 すぐに消える

愛だとか 恋だとか
そんな軽快なものではなく
ただひたすらに そばにいたくて

淡く降る 月の息吹
君の息を ともにつれていく
突き抜ける風は ぼくの指から
温もりを奪った


青い君 赤に染まるぼく
紫紺の空は 変わらず透明で
記憶の中の 君の体温
すでにもう 星の向こう

好きだとか 嫌いだとか
言葉にできるものではなく
ただ隣にいるべきもの そう信じていた

染まり行く 朝の気配
ぼくの息は いつ止まるの
暖かな風は もう戻らない
君の記憶も 白く染まってく


ずっと握っていたくて
離さずいられるようにした
ずっと握っていた なのに
離しても変わらない

淡く降る 月の息吹
ぼくの息は これから止まる
記憶の中の 君の体温
すでにもう 二度と戻らない

灼きつける 空の熱さ
二人の息は もう重ならない
あの夜も もう戻らない
二人ともに 凍えていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

凍える息

冬の空気の澄んだ夜をイメージして作りました。
もし使っていただけたら幸いです。

閲覧数:114

投稿日:2010/12/02 13:51:12

文字数:429文字

カテゴリ:歌詞

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