夜風吹いて船が揺らぐ
舵も取れず彷徨い行く
招き入れる閃く蝶
星を食んだ眩暈の渦
吸い込まれる
吸い込まれる
くらりくらり 惑う船は今
甘美な霧の帳に包まれ
ふわりふわり 波打つ夜に
眩く光る月下の蝶
風が凪いで船が止まる
霧は夜に溶けて消えた
過ぎる影を移ろう蝶
杯に息を注いだなら
呼び込まれる
呼び込まれる
空の先へ伸ばすこの腕に
仄かに注ぐ優しい微笑み
そろりそろり 躊躇いながら
触れては離す月下の蝶
ひとつふたつ 寄せた波の跡
近付く度に水面が煌く
乾く喉を潤して尚
宴に誘う……
くらりくらり 惑う船は今
甘美な霧の帳に包まれ
ふわりふわり 波打つ夜に
眩く光る月下の蝶
月下の蝶
ただ人の感性について描こうとしたんですよ。そしたらこんなの出来ちゃいましたよ。
この歌詞の八割は自棄で出来ています。創作態度的に。
多分修正出来ません。
月下の蝶について。
1、人を魅了する。恐らく蝶にその意図は無い。
2、最初に見付けるのは偶然。突然舞い込んで来る、あるいはそのように感じる。
3、一度見付かると結構そこら辺にいることが分かる。必ずいる場所というのは無いが(船が移動するせいもある)、ある程度見付けられる。
4、触れるのは他の何も見えない霧の中でのみ。この霧はやろうと思えば故意に発生させられる。霧を生むことで蝶を招くことは出来る。
5、この蝶を介している月こそが本質だが、人に意識されず、形さえ知られない。(主観的には月下の蝶ではなく光る蝶が正しい)
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もっと見る遥か 揺れる 心 ひとり
君と ふたつ 分けて 枯れて
走る 声が 夏を 叫ぶ
蒼く 遠く 深く 忍ばせて
宵の 灯り 君の 背中
見つめ 掬う 明日の 気配
浸り ふたり 影が 迫る
夏の 香り 艶を 放つ
掠む 声が 夢に 誘う
Let me go そっと 指を 解いて...蜃気楼
香雲
夢見た現実はいつも違って
思い通りになんてならないな
いつか空を見上げたら
鈍色に染まって 僕を消した
それは突然 前触れなどなく
そこにあるはずなのに無い
いつになったら僕は
夢から抜け出せるのかな...冴えない夢に踊らされ
イット
「妖かし桜 木の下で」
誰も居ない此の場所で
貴方と出逢って 錦恋
極彩色の闇へ
二人共に落ちよか 秘め事へ
一気に高まる恋の花
身を抱(いだ)かれ 快楽へ
妖かし桜 木の下で...妖かし桜 木の下で
美慧
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