「告白未遂」

横断歩道、走る君と
点滅を逃した僕が
消えかけの白線を挟んだ
午前10時

ぬるくなった紙パック飲料
結露で湿った右手
触れられない3メートルが
永遠に感じている

近くにいるからこそ
誰よりも遠い距離
やっぱり僕は君に届かない

運命なんて夏の暑さに
溶けちまえばいいのに
惰性で飲み込んだ日常が
こんなに苦しいなら

いつものように、隣を歩いて
記憶を重ねていく
褪せない感情に溺れた
君の忘れ方を知りたい

当たり前が増えるたびに
不幸になっていくみたいだ
呼吸をふたつ並べるだけで
幸せだったはずなのに

傷をつけてしまうのなら
言葉ひとつもいらない
笑う君も怒る君も
ずっと見ていたかった

弾けるような痛みが
胸を焦がして爆ぜていく
喉を灼いたこの想いは
一過性の毒なんだ

歩幅がずっと合わないままで
時を重ねていく
このまま燃え尽きて灰になって
君のいない世界にいけたら

運命なんて夏の暑さに
溶けちまえばいいのに
惰性で飲み込んだ日常が
こんなに苦しいなら

いつもの通り、隣を歩いて
記憶を重ねていく
褪せない感情に溺れた
君の忘れ方を知りたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

告白未遂 歌詞

告白未遂の歌詞になります。

閲覧数:7

投稿日:2024/08/25 10:35:32

文字数:491文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました