「拝啓 未来の私
そちらの空は晴れていますか?
苗木は育ってるかな。
世界がどれだけ変わっても、
私には笑っていてほしい。心から・・・」
ツンとした鼻をくすぐる土の香り
抱きしめたメッセージ 古びてるタイムカプセル
手紙書くよ 10年後の空、思わせるような青い便箋に
桜の苗はすくすくと栄養吸い上げて
やっと花付けはじめたよ
だけど私にはもう少し時間がかかりそう
そっと背の高さに印を刻んだ “今”という証を
「拝啓 未来の私
さらに10年後のそちらは相も変わらず、
花も私も空も、みんなみんな楽しくやってるのでしょうか」
振り返ればそこに 雪深く残る足跡
記憶の端っこに刻み付け
前を向けばホラ 厚み増すピンクの絨毯
花びらがこれからの軌跡を歓迎してる Uh-
「上り坂、三叉路、袋小路・・・いろいろあるけど、
信じた道を迷うことなく進めばいい。
たとえ躓いても光は射すから、傷を癒すように・・・」
一歩ずつ確かめながら昇る 桜へ続く階段を
遠く未来へと募っていく思いを託して
青い封筒 一つの蕾 タイムカプセルに詰めた
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