「お前の部屋汚いな。」                                              

「悪かったですね・・・。」                                           

「いくら女が居ないからと言って客は来るだろう?しっかりしろ。」                              

「うぅ・・・。」                                                    

「私は掃除をやる。お前はなんかご飯を作れ。頼んだぞ?」                                       

「はい・・・。」                                               

服が汚れてしまうが仕方ない。私はまずそこら辺に転がっている服を洗濯のために外に出した。なんてだらしない男なんだ・・・。                                                                                  
その時、ものすごい爆発音がした。まさか・・・あいつ・・・料理もできないのか?                           

「すいませんでした・・・。」                                             

「もういい。全部私がやるからお前はどっか他のところ行け。」                                

「すいません!!!すいません!!!」                                         

「お前は今までどうやって生活していたのか・・・まったく・・・。」                         

「リ、リンさん!!いくらなんでもひどくないですかっ!?」                           

相変わらず可愛いな。                                                 


「すまん、すまん。じゃあ、片付けやってくれないか?選択は私がやる。埃が溜まっている。箒で掃いてくれ。いいか・・・?」                                                   

「はっ、はい!」                                                 

「いい子だ。」                                                 

私は彼の額にキスを落とす。彼は私より少し背が小さい。黙っていたから、怒っているのかと思っていたら彼は顔を上げ妖艶に微笑んでいた。                                                

「リンさん。」                                                       

「なんだ?」                                                       

「俺を誘うようなことしないでくださいね?リン。」                                       

「リン」私をそう呼ぶ人は私が生きてきた中で一人しか居ない。緑の髪の妖艶で清楚で傲慢な女の顔が頭の中に浮かび上がる。                                                

「軽々しく呼び捨てにするな。私はお前を褒めただけだ。それに私は魔女だ。お前みたいな人間と体は重ねない。」                                                        

「それはどうかな?」                                                

彼はそう言って私の服のボタンに手を掛けた。                                      

「おい、やめろ。」                                                 

首筋を舐めたり、鎖骨を甘噛みしたり、耳に息を吹きかけたりした。でも、不思議と嫌悪感はしなかった気がする。彼が胸にまで至ろうとした時、全身に恐怖が走った。                              

「やめろっ!!!」                                                 

気づいたら彼を壁まで吹き飛ばしていた。彼は打ちつけた腰を痛そうに擦った。                          

「ひどいなぁ・・・でも・・・リン・・・それほど嫌がっていませんでしたね・・・。」                        

「うるさいっ!呼び捨てにするなとさっき言っただろう!?」                               

「リン、誰に向かって言っているか分かります?」                             

「はぁ!!?お前に決まっているだろ!」                                           

「リン、本当に分からないのですか?」                                         

私の目に映っていたのはレンではなく「ミク様」であった。                                  

「ミク様・・・今更出てきて何の用ですか?」                                  

「ずいぶんと生意気になったなぁ・・・リン。」                                    

「五月蝿いです。用件は?」                                            

「私と一緒に鏡の世界に戻ろう?」                                         

「お断りします。」                                                  

「どうして?」                                                     

「あなたと居てもつまらないじゃないですか。」                                  

「嘘つき。」                                                  

「嘘じゃないです。本当ですよ?」                                            

「愛しているのに。」                                               

彼女は優しく微笑み姿を消した。                                

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

私は魔女。人間ではなく魔女。2

さけるチーズうまい                             

余談だけど前男子が「さ~けるまた」とか目の前でやってきたんですがあの時どうすれば私はしらけずにすんだんでs(しらねぇよ 


短くてすいません・・・                            

瓶底眼鏡様いつもありがとうございます!

閲覧数:289

投稿日:2011/07/08 19:32:47

文字数:3,114文字

カテゴリ:小説

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  • 瓶底眼鏡

    瓶底眼鏡

    ご意見・ご感想

    お邪魔です!!

    レンの正体はミク様だったという事ですか……!?全く気づかなかった……!!
    ……でも、何しに来たんだ?←

    この後の展開が気になりますな……リンに何が起こるんでしょうか?

    前回「バットエンドでもいいでしょうか」と質問くださいましたが、答えはオーケーです!好き勝手やっちゃって下さい!!←

    2011/07/06 19:24:09

    • なのこ

      なのこ

      いえ、レンがレンであることに変わりはありません                                    
      何しにきたんでしょうねぇ・・・?まだ展開考えてないや^p^←                          

      私も気になります!!!(お前作者だろうが                                     
      バッドエンドやっふーい!!こういう話はちょっと希望を見せておいて周りがうんたらかんたら言ってバーン!がいいんです(ごめんなさい鬼畜過ぎました

      2011/07/07 07:33:24

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